トレンドブログを書いている人の多くが悩みがちなのが「書き方がわからなくて、気づいたら1記事を書くのに3時間もかかってしまった」とか「他のブログのコピペやリライトになってしまって、本当にこれでいいのだろうか…」という問題です。
もちろん、ブログ1記事にかける時間は短くなる方がたくさん記事も書けるわけだからその方がいいし、コピペやリライトも当然ながらしない方がいいです(笑)
それではどうすればコピペやリライトをすることなく、良質なトレンドブログの記事本文を書くことができるのか、その手順や実際に意識していることを紹介させていただきます。
ポイントは「自分の中から出てきた言葉で書くこと」です。
トレンドブログ記事を書く時の手順
僕がトレンドブログの記事を書くときはこんな手順で記事を書いています。
- 記事ネタの選定(何について書くか決める)
- キーワード選定(狙う検索キーワードを具体的に絞り込む)
- タイトル決定と見出しタグ(h2タグ)の決定
- 本文を書くために必要な情報のリサーチ
- 記事本文のライティング
ネタの選定とキーワード選定の方法については、別記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらからチェックしてみてください。
参考:トレンドアフィリエイトの記事ネタ選定の探し方 |オススメの参考サイトやアプリを厳選紹介
参考:トレンドアフィリエイトのキーワード選定は虫眼鏡とサジェストを徹底活用しよう!
参考:【トレンドアフィリエイト 】キーワード選定のコツは『ずらし』を意識すること
それではここからは「良質なトレンドブログ記事を書く」という観点に沿って、各フェーズを見ていきたいと思います。
記事ネタ選定とキーワード選定
「疑問」と「共感」を意識してネタとキーワードを選ぶ
トレンドブログの記事ネタやキーワードを選ぶときは、そこに「疑問(気になること)」や「共感するポイント」があるかどうかを意識します。
なぜなら人が検索をする理由は大きく「疑問(悩みや問題)を解決するため」か「感情を誰かと分かち合いたいため」の2つに分けられるからです。
だから逆にいうと「特に気になるようなポイントがない」とか「何も感情が動かない」ようなネタについては、取り扱ってもあまり結果には繋がりにくいですし、そもそも「記事が書けない」という悩みにぶち当たるはずです。
結局のところ記事の本文って、検索者の疑問に対するアンサーになるか、そのテーマについて感想を共有するかどちらかになると思うんです。
- 前者の例:特定種類の観葉植物の水やりの頻度は? / ○○のCMのロケ地はどこ? / 卒業後の学生服の処分の方法は?
- 後者の例:映画の感想 / ドラマの○○の演技が怖い / ○○についてのニュースがしつこい
困ったら虫眼鏡やサジェストを参考に
自分の頭で考えても良い検索キーワードがあまり出てこないときは、とりあえず虫眼鏡やサジェストを参考にするのもいいです。
参考:トレンドアフィリエイトのキーワード選定は虫眼鏡とサジェストを徹底活用しよう!
虫眼鏡やサジェストは「実際に検索回数が多かった関連キーワードのデータの蓄積」な訳ですから、ここからキーワードを選定することで、少なくとも需要がこれまであったキーワードを選ぶことができます。
また、サジェストや虫眼鏡を見ることで「このメインキーワードはこういう関連キーワードとセットで検索されるのか」と検索者の心理を学べるので、感覚をつかむのにもってこいです。
ネタとキーワードの選定にあまり時間をかけすぎない
確かにネタやキーワードの選定は非常に大事ですし、トレンドブログの場合はネタ選定とキーワード選定の部分で成果がほぼ決まると言っても過言ではありません。
ただ、必要以上に悩みすぎても、悩むことに使った時間以上の成果ってそんなに出なかったりもするものです。
「これで書くぞ!」と決めたらとりあえず書いてしまいましょう。
そして、ネタ選定についてはパソコンの前で「うーん」と考えて思いつくものでもないので、日々の暮らしの中で「これは検索されるんじゃないかな」というネタをストックしておくといいですね。大まかに「これについて書こう」ということだけ決めておいて、細かいキーワード選定やタイトル決定からPCの前で始めていくくらいが丁度いいです。
タイトル決定と見出しタグの決定
タイトルはキーワードを入れつつ日本語的に美しく
選んだキーワードは全てタイトルに入れるようにします。
タイトルタグ(h1タグ)はGoogleも非常に重要視するので、ここで「この記事は○○(選んだキーワード)について詳しく書いた記事ですよ」というアピールをしていく必要があります。
ただ、明らかにキーワードを詰め込んだだけのタイトルはユーザビリティ的にもよくないですし、そういうSEO対策のためだけのようなタイトルはGoogleも良しとしません。
ちゃんと日本語的に美しくて意味の通る文章にしつつ(「?」の使いすぎとかはNG)、できる限り32文字以内に収まるようにしましょう。
記事本文を書く前に先に見出しタグから決める
タイトルを決定した後は、いきなり本文から書いていくのではなく、まず見出しタグから作っていきます。
見出しタグとは言わばブログ記事の骨格のようなものです。見出しを書かずにいきなり本文から書いていくと「何を書くべきなのか」が定まらずに、必要ないことをダラダラと書いてしまったり、逆に必要なことを書き忘れてしまったりするリスクが高くなります。
ビジネス書や実用書も目次の見出しを眺めれば、どんなことが書かれている本なのかだいたい把握することができますよね?
なので、まずは「何を書くべきなのか」を明確にするためにも、そのタイトルに惹かれて訪問してくれた読者にとって必要十分な見出しを決めていきましょう。
また見出しタグ(h2以下)もGoogleが重要視する部分なので、全ての見出しには狙ったキーワードをしっかり入れていくようにしましょう。
記事本文を書くために必要な情報のリサーチ
記事本文を書くときに必要な情報のリサーチは
- 具体的に何を書くか構成を決めるためのリサーチ
- 構成が決まった後の細部の情報収集
この2つに大きく分けることができます。
なお、この2つのリサーチですが、上のリサーチは「見出し決定」と同時のタイミングで、下のリサーチは「記事ライティング」と同時のタイミングでやるのも良いです。(僕は実際にそうしています)
具体的に記事に書く内容を決めるためのリサーチ
タイトルが決まったら見出しタグを作って全体の構成を決めていくことになりますが、「このキーワードで検索してきた人に対して、どんな記事を提供すれば満足してもらえるのか」を自分の頭で考えるのは限界がありますよね。
なので、まずキーワードを選定したら、そのキーワードで検索をしてみて「上位表示されている記事がどんな内容をどんな構成で伝えているのか」を分析します。
基本的に検索結果で上位に来ている記事は、そのキーワードに関してGoogleから評価されている記事ということになります。だから上位表示されている数記事をチェックして「どんな内容をどこまで掘り下げて書いているのか」とか「どんな見出しのつけ方をしているのか」を分析したら「上位表示される記事の共通点や水準」を知ることができますよね。
そうしたら、自分の記事にも「上位表示される記事の共通点や水準」をもたらしていけばいいわけで、「自分の記事に最低限何を書くべきか」がハッキリするということです。
構成が決まった後の細部の情報収集
上位表示されている他サイトを分析することで「何を書くか」が決まっても、そのテーマについて詳しくなければ、実際に具体的な記事を書いていくことはできません。
サイト訪問者に満足してもらえる記事を作るためには、やはり詳細なリサーチは不可欠ですし、そこを面倒くさがってしまうと良い記事を書くことは難しいです。
ただ注意点としては「不必要なことまで調べすぎない」ことも重要です。
話を聞いていると、リサーチに時間がかかりすぎてしまって、結果として1記事を書き終えるのに膨大な時間を費やしている人も多いみたいですが、そういう人のほぼ全員が「記事を書く上で必要ないことまで調べすぎてしまっている」傾向にありました。
ただ、見出しタグを作って「何を書くか」が決まっている段階で、「何を調べればいいのか(何は調べなくていいのか)」はだいたい決まっているはずなので、その記事を構成する上で必要な情報だけピンポイントで集めてくるようにしていきましょう。
記事本文のライティング
見出しに沿って伝えるべき情報をわかりやすくまとめる
見出しを作った時点で「何を書くべきか」決まっているわけですから、それに沿って必要な情報をしっかりとわかりやすくまとめていきましょう。
記事を構成するにあたって必要な情報量もライバルサイトのリサーチからだいたいはわかっているはずなので、ライバルサイトの水準よりも詳しく、そしてわかりやすい記事を書いていくというスタンスで臨むといいですね。
ただ「情報をまとめた役に立つ記事」を書いていくと「他のライバルと同じような記事」になってしまう可能性があります。
Googleもコンテンツの独自性を重要視していますし、リサーチをして調べた情報をまとめただけだと、他のサイトのコピペやリライトをしただけのパクリコンテンツになって手動ペナルティをくらう危険性も出てしまいます。
真に良質なコンテンツの条件として「独自性」というポイントはとても重要ですが、そのために以下のことを大事にしてみてください。
自分の意見や感想をメインで書いていく
どうしても客観的な情報だけ書いていると、誰が書いても同じになってしまうので「独自性」を出すのは非常に難しくなってしまいます。
最もシンプルに独自性のある記事を書こうと思ったら「自分の意見や感想」を積極的に書いていくのが一番です。
トレンドブログをやってる人の多くが、ただ情報をまとめただけのネットニュースもどきのようなサイトを作っていますが、そもそも僕たちが運営しているのは自分の自由な意見や感想を発信する個人ブログであるはずです。
例えば、僕の好きなサイトに「BASEMENT-TIMES」という音楽考察ブログがあるのですが、back numberやSHISHAMOが売れた理由なんかを独自の切り口で考察していて、着眼点も文章も本当にめちゃくちゃ面白いんです。
これはトレンドブログというカテゴライズは絶対にされないブログだと思うんですけど、トレンドブログやってる人はもっともっと血の通った己のオピニオンを書いていっていいと思うんですよ。
「芸能人の○○さんは〜〜らしいですよ」みたいな薄っぺらいブログじゃなくて、自分の実体験や意見や感想を自分の言葉で語るブログ。
本来ブログとは自由なものだっていう前提は忘れちゃいけないですし、もちろん「読者の読みたいもの」があることは大前提ですが、客観的事実やちょっと調べたら出てくるような噂をまとめただけのブログって「別にそのブログじゃなきゃいけない理由」が作れないわけだから、とにかく自分の意見や考えをどんどん述べていった方がいいです。
そして、そのサイト自体にファンができるくらいになってもいいと思うんです。
読者にとって「あったら嬉しい情報」も積極的に書いてみる
またキーワードに関連したことであれば、訪問者が読んだ時に「こんな情報もあるといいな」という情報も積極的に書いた方がいいです。(その方が読んでても面白いですよね)
もちろん、内容が全然違いすぎて「これに触れるんだったら、もう1つ別で記事を書いた方がいいな」というレベルのものだったら、別記事を書いて内部リンクを飛ばした方がユーザビリティ的にも◎です。
ただ「こういうキーワードで検索してくれた人には、それに対するアンサーだけじゃなくて、こういう補足情報があると嬉しいだろうな」っていう情報を手間暇かけて書くことで、他の人との差別化もできますし、コンテンツのオリジナリティは高まりますよね。
もちろん、それも「自分の言葉」で書くべきですが、読者に新しい情報や気づきを与えられるような記事を目指していきましょう。
Twitterの埋め込み機能などで記事に奥行きを持たせる
どうしても自分の内から出てくるものだけだと、記事が膨らまないと悩むこともあるでしょう。
そういう時はTwitterの埋め込み機能を使って、他の人のツイートを使って記事を構成していくのもオススメです。
- Twitterの埋め込みは著作権的にはTwitterのルール上、問題ないです。
- Twitterの埋め込みは引用扱いになるので、オリジナルの文字数には加算されません。
他の人の意見や考えを引用して、それに対する自分のオピニオンを書いていく…というスタイルなら幾分か記事も書きやすくなりますし、幅広い人の考えに触れられるコンテンツになるという点で記事に奥行きが生まれます。
そもそも「他人の考えに触れる」ことって、人にとって極上のエンターテインメント体験になるんです。
ずっとSNSを眺めていたり、映画やドラマの感想ブログを読み漁ったり、YouTubeのコメント欄を熱心に読む人が多いのもその1つの証です。
「自分以外の誰かの声を聞きたい」という需要を持つ人は多いので、Twitterの埋め込み機能を活用することは面白いコンテンツを作るための1つのアイディアになり得ますね。
まとめ
本来ブログとは自分の思ったことを自由に書くもので、それはトレンドブログでも同じです。
ただ「ビジネス」として捉えると、どうしても固くなってしまうものだし「どのように記事を書けばいいのかわからない」と思えてしまうこともあるでしょう。
ぜひそんな時はこの記事の内容を参考にして、オリジナリティがあり訪問者のためになる記事を作っていただけたらと幸いです。
コモディティ化した「誰が書いても同じ記事」ではなく、自分だけの記事を作っていきましょう。