仕事を自己流でやる人は結果が出ない!新人や初心者は守破離の原則を守ろう。

仕事,自己流

仕事ってできないよりもできた方がいいですよね?

僕は新入社員時代から、どうしても会社に馴染めずに『いつか(っていうかできるだけ早く)この会社を辞めてやろう!』なんて思ってましたが、できれば『仕事ができるヤツ』だと思われたらいいなぁなんて思ってました。

また独立起業を果たしてからは、普通に仕事ができないと食べていくことができませんから、必死になってスキルを高めたり収益という名の成果を出せるように頑張ってました。

そして今では『コンサルタント』として、仕事の取り組み方を多くのクライアント様に指導させていただく立場になりましたが、昔も今も変わらずに思ってることがあります。

それは仕事できない人ほど『自己流』にこだわりがちって話。

プライドが高くて誰かの真似ができないとか、自分に自信があるのかわからないですけど、手っ取り早く仕事の要領を掴んで結果を出せるようにするには、まずその自己流を綺麗さっぱり捨て去るのが先決なのですよ。

今回はこれから何かを始める初心者の方、新人の方に向けて『仕事と自己流』についてお伝えしたいことを書いていきます。

いきなり自己流で仕事をやっても結果が出なくて当然

初心者の自己流ほど当てにならないものはない。これは真理だと思います。

勉強でもスポーツでも、あるいは自由な発想が重要とされている芸術の世界でも、初心者はまず『型』を身につけることから始めます。

それと同様に、仕事においても『型』を身につけるのが最優先。

初心者の状態にも関わらず、無我夢中になって自己流で頑張っていても、その頑張りが報われるまでには膨大な時間を要します。

色んな自己啓発本とかを見ると『とりあえずやってみよう!』みたいなことが書いてあって、それを真に受けてしまう人も多いと思いますけど、それよりもまず『とりあえず真似してみよう!』っていう感覚の方がはるかに大事です。

身の回りの仕事ができる先輩、成果を出している人。

そういう人たちの仕事のやり方を真似て盗んで、経験値やスキルの差をどんどん埋めていけばいいんです。

新しい仕事を始めるときは守破離の原則を守る

古くから、日本における武道や芸術の師弟関係の在り方として親しまれてきたのが『守破離』の考え方です。

安土桃山時代に豊臣秀吉にも仕えた茶人として有名な千利休が残した『規矩(きく)作法 守りつくして破るとも 離るるとても 本(もと)を忘るな』という歌がルーツとされていますが、あらゆる『道』を極めるまでの道のりがこの歌に示されています。

まず、何も知らない初心者は師匠の教えを忠実に守ること。

次にその教えを破る。すなわち改良したり別の考え方を取り入れながら、より良いものへと昇華していくこと。

その次に、師の教えを離れ、独自のノウハウを確立すること。

しかしながら、最初の教えを破り離れようとも『本質』は忘れてはいけないよ。というのが千利休の教えです。

どれだけ『自分のやり方でやりたい!』と思っても、まずは『型』を再現できるようにするところから始めた方がいいですね。

僕の好きな言葉に18代目中村勘太郎が残した『型破りと型なしは違う』というものがありますが、まずは基本をしっかりと抑えて『型なし』にならないようにしましょう。

まずは優秀なひとりの人をメンターにしよう!

ビジネスで新しいことを始める時は『守破離』の原則を守ることが大事だということはわかったと思いますが、注意すべきことが1点あります。

それは『まずは優秀な”ひとりの人”をメンターにする』ということです。

ひとつのことを学ぶのに最初から『AさんからもBさんからもCさんからも学ぼう』としてしまうと、みんなそれぞれ違ったこと(正確には違って聞こえること)を言ってくるから、確実に混乱してしまいます。

実際には、AさんもBさんもCさんも言っていることが矛盾しているように思えたとしても、本質の部分は同じだったりします。3人とも型を破ったり離れたりしているために、まるで違うことを言っているように思えてしまうだけなのです。

でも、右も左もわからない初心者の頃だと、そんなことわからないですよね?

だから最初は『この人のようになりたい!』と思った人をモデリングして、その人が実践している仕事のやり方を再現できるくらいにまでなったら、次の『その教えをアレンジしたりして破る時期』では新しい人をメンターにするといいでしょう。

もちろん『この分野はこの人!』みたいに、学ぶジャンルが異なれば、異なるメンターがいてもいいんじゃないでしょうか。

茶道は千利休、華道は池坊専好…といった具合に、例えば、営業はA先輩、経理はB先輩…とか、コピーライティングはAさん、広告運用はBさんとか。

最後に〜初心者は自己流を捨てて守破離に従おう。

新しい仕事を始めるとき、自己流で取り組んでいても得られる成果が少なくなるばかりか、学べることも少なくなってしまいます。

とある会社に2人の新入社員がいて、片方はしっかり型を身に付けようとし、もう片方は自己流で取り組もうとしたとして、その2人が得られる学びの質も大きく変わっていきます。

  • 最初から型を守るAさん:基本となる型がどうできていないかを教わる
  • 最初から自己流のBさん:『まずは基本の型を学ぼうね』と言われる

これではBさんはAさんに大きく遅れをとってしまいますよね。

基本となる型を身につけるのは、常に僕らの想像を超えて難しいものです。仕事ができる人の仕事のやり方を完コピするのは不可能に近いものがありますが、それでも『できる人とできない人の差を埋めていく』ことで、何事も大きな成長につながっていくのは間違いないです。

まずは、デキる人をしっかり真似てみる。そういうスタンスで新しいことを始めていきたいですね。