毎年のように「今年はトレンドアフィリエイトが飽和状態になって稼げないよ」みたいなことを言う人が出てくるわけですが 、「そんなことないよ」って反論するための記事をこれから書いていきます。
僕自身もこういう趣旨の質問を特に「これからネット副業を何か始めたい人」から頂くのですが、まぁ色んなブログとかTwitterとかを見てそういう情報を仕入れるのか、それとも誰かから聞くのかわかりませんが…。
実際にやってる身としての肌感覚としても、あるいはロジックで判断しても、「飽和とか冷静に考えてありえなくない?」としか思えないわけです。
そもそもトレンドアフィリエイトって何なの
まず大前提ですが、そもそもトレンドアフィリエイトって何なのでしょうか。
多分こう聞かれたら「ニュースになったことをブログに書くやつ」とか「芸能系の記事を書くやつ」と答える人が多いのではないかと思います。
ただ、それも間違ってはいないけど、僕の考えでは「その時に需要のある(トレンドになっている)キーワードで上位表示させたり、SNSで拡散させたりしてアクセスを集める手法」がトレンドアフィリエイトです。
しかも、トレンド系ブログをやってる人でも、ショートレンジは一切追わずにロングレンジ系のキーワードを中心に狙う人や、将来的にトレンドになる(需要が増える)であろうキーワードを未来予測して狙う人もいたりするわけで、トレンド実践者はただニュースを追いかけるだけでもなくなっているのが現状です。
そして扱うネタも当然ながら、芸能や時事ネタだけでなく、日常の困りごととか趣味とかを書く人もいます。
なので、もうトレンドブログと普通のブログの境目ってそこまでないんじゃないかと思えるわけですよ。
幅広くどんなジャンルでも書いて大丈夫なトレンドアフィリエイトが飽和するっていう説が正しいなら、すなわち「あらゆるブログが飽和する」ってことになってしまいます。
記事ネタやキーワードは無限に存在する
「トレンドアフィリエイト=検索需要のあるキーワードでアクセスを集める手法」と定義をお伝えしました。
すると、「実践者が増えれば増えるほど、1つのキーワードを争うライバルも増えるからアクセスを集めるのが難しくなるのではないか」と疑問を持たれる人もいるかもしれません。
ただ冷静に考えてほしいのですが、この世の中に検索需要が見込めるキーワードなんて無数にあります。
それに単独キーワードではなく複合キーワード(複数のキーワードの組み合わせ)も考えると、ライバルがいないけど需要があるキーワードなんていくらでもありますよね。
インターネット検索をする人もスマホの普及で年々増えていますし(仮にTwitteなどSNSでの検索がGoogle検索を凌駕することがあっても、戦略を変えていけばいいだけ)、身の回りの全てがネタになると思うと「ライバルとの被り」をそこまで気にする必要もありません。
また趣味などニッチなネタでも検索者は意外と多いです。
つまり検索キーワードの需要に対して供給が追いついていないので、数の論理から言っても「飽和」はありえないですね。
新しいネタやキーワードは次々に生まれてくる
また「新しく話題になったネタ」や「新しく話題になったキーワード(新規キーワード)」は需要も大きくてライバルも少ない(=狙いやすい)ということになります。
普通に生きていればわかるように、世の中では毎日いろんな新しい話題が生まれます。
ニュース以外にも、新しい映画が公開されたり、新しいテレビドラマが始まったり、新製品や新スポットが話題になったり、ミュージシャンが新曲を出したりライブをしたり、とにかく新しいことづくしじゃないですか。
だから、ただでさえ需要と供給がアンバランスなのに、さらに需要のあるキーワードは毎日確実に増えていくわけです。
そういう観点で考えても「需要以上の供給が起こる」というのは、まぁ考えにくいですよね。
ライバルとキーワードが被っても上位にいけばいい
そもそもライバルとキーワードで競合しても、検索順位でより上位にいけばいいんですよね。
もちろん、ドメインパワーの問題もありますし、狙った記事の全てで上位表示できるとは限りません。
ただ、
- 検索意図を理解した上でユーザーにとって良質かつオリジナルなコンテンツを作る
- SNSも使いながら記事を拡散させていく
- 関連ジャンルの記事も増やして内部リンクでまとめていく
などしていけば、次第に上位表示できる記事も増えていきます。
検索需要の旬が長いロングレンジ系の記事であれば「数打ちゃ当たる」こともたくさんあるので、とりあえず良質な記事をどんどん書いていこうってことですね。
辞めていく実践者も普通に多い
ブログの更新を続けるのって、別に技術的な難易度が高いことでもないし、誰でもできるような類のことだと思うんですよね。
でも「誰でもできること」だからといって「誰もができる」とは限らないわけでして。
普通にちょっと実践して辞めていく人も多いです。別にブログ運営に限った話でもなく世の中の全部に言えることだと思います。
やろうと思ったことを実際に行動できる人は数割。それを継続できる人はまた数割です。
稼ぐ目的で運営しているんだろうなぁ〜っていう駆け出しのブログを今適当に10個ほどブックマークしてみると、2年後とかにはそのほとんどがドメイン有効期限切れで表示されなくなってるはずです。
特にこういう「飽和しないんですか?」みたいな質問をする人ほど実践を継続できない傾向にあるのですが、そもそもみんながみんな真剣に実践を継続できるわけでもないので、みんなが思うほどライバルって少なかったりするものです。
トレンドアフィリエイトの実践者はビギナー層が多い
あとトレンドアフィリエイトはビギナー層の人たちが「インターネットビジネスの入り口」として実践するケースが多いです。
そこで、ブログ運営やWEB集客、サイト制作やSEOライティングのスキルを身につけて、次のステージへと移行したり、また新しいビジネスを始めるケースも多々あります。
途中で挫折する人が多いのと、実績を出した後に次のステージへ移行する人が多いという点も「飽和状態」になりづらいことを語る上で欠かせないポイントになりますね。
トレンドアフィリエイトは飽和状態になると言われる理由
新しいノウハウを売りたい人のポジショントーク
新しいノウハウや自分の優位性を強調するために、旧来の商品(ノウハウ)に対して否定的なことを言うのは、あらゆる商売の場でよく見られることです。
つまり「トレンドアフィリエイトはもう古いし飽和して稼げないけど、私がやっている新しい手法だったら成果が出ますよ。その新しい手法は私のコンサルを買ってくれた人限定で…」みたいな感じですね。
ただ、前述の通り「需要のあるキーワードで上位表示させてアクセスを集める」というのはビジネスの本質です。
時代の変化とともにノウハウ面でのマイナーチェンジがあったとしても、軸となる本質の部分は変わることはないので、ポジショントークか否かは冷静な思考で判断しましょう。
ビジネスの成果はゼロサムゲームという固定概念
あと意外と多いのは「ビジネス=ゼロサムゲーム(複数人でゲームを行う時、勝者だけが利益を独占して敗者は利益を全く得られないこと)」と捉えている人です。
つまり、トレンドアフィリエイトというひとつのノウハウを実践する人が多くなる場合、利益を得られない人も必然的に多くなるのではないかと考える人が多いということです。
ただ、その考えは間違っていて、結局はブログというのは「需要のあるキーワードでアクセスを集める」ことで成果が出るわけで、需要のあるキーワードなんて無数にあるし、これからも無数に増えていきます。
だから、ゼロサムゲーム的にトレンドアフィリエイトを捉えてしまうのは思考停止になっているようなものです。
冷静にロジカルに判断して、本質的なところを見失わないようにしましょう。
トレンドアフィリエイトは初心者の後発組でもオススメです
おそらく「自分が初心者だから」とか「後発組だから」とかそういった理由で不安を感じている人もいるかもしれませんが、検索キーワードは毎日新しく生まれ続けているわけだから、別に後発組だろうと特に関係ありません。
それに乱暴に言えば「ただアクセスを集めればいい」という簡単さも初心者の方にオススメできる理由になります。
また、印象論になりますが、昔(2013年とか)にトレンドアフィリエイトをやっていた人は記事の質が著しく低かったりして、それでも稼げてしまっていたのが事実でした。
ただ、今では長期的に成果を出すにはコンテンツの質が重視されてきていて、丁寧に作業ができる人がちゃんと勝てる時代です。逆に言えば、過去の常識のままでブログを運営している人はこれからかなりキツくなります。
そういう意味でも、とりあえずインターネットビジネスの入門としてトレンドアフィリエイトで成果を出してしまって、手っ取り早く成功体験とスキルを身につけてしまうのがオススメです。