事業の一つとして『コンサルティング』を開始してから、多くの『人生を変えたい人』と直接やり取りをするようになりました。
僕の場合は、コピーライティングやブログマーケティングといったビジネスの機能面(=テクニックやノウハウを教える人)としてのコンサルティングにとどまらず、思考法やマインドセットなど『総合的に人生を豊かにしていくためには…』という所へのサポートもさせていただいているので、クライアントや読者さんとの触れ合いもより密になり、外部には見せることのないようなパーソナルな部分に触れる機会も事実として多かったりします。
基本的に僕にコンタクトを取ってくださる方は『人生を変えたい』とか『インターネットビジネスを学びたい』とか『既に持っているビジネスの売上を伸ばしたい』という方が多いです。
ただ一方ではスタンスの問題というか、
- 私の人生を変えてください!
- 私を稼がせてください!
みたいなニュアンスの人も一定数いらっしゃるのも事実。
こちらの発信のスタンスを変えてからは、かなーり少なくなりましたが…。
主体性を持って自分の人生を考えられる人と、それすらも受け身になって他者に依存してしまう人。
どちらが現実的に人生を変えていけるかというと、それはもう明確なんですけど、やっぱり他者依存心が強すぎる人は実際に人生を変えていくことが難しいです。
今回はそんなお話をしていきたいと思います。
動画編:他者依存マインドが強い人は成功できない理由
他者依存心が強い人をコンサルするということ
コンサルティングなど『誰かに何かを教える』とか『誰かを引き上げる』という活動をしていると
- 自らの意思で『自分の人生を変えよう』と努力できる人
- 誰かに自分の人生を『変えてもらおう』としている人
と反応する人の属性が大きく2分されるものです。
ただ、至極当然のことですが、主体的に変わろうと努力している人と誰かに変えてもらおうという依存心の強い人だと、同じ環境に身を置いて同じサポートを受けていたとしても、前者の方が遥かに高いレベルで成長し大きな成果を出していきます。
後者の方は残念ながら『そもそも何も行動を起こさない』確率が非常に高いのと、問題を自分ごととして捉えずに責任転嫁をする可能性が非常に高くなります。
僕も今でこそ偉そうに言ってますが、高校生の時は自分が勉強できないのを『面白い教え方ができない先生が悪い』とずーっと言ってました。(その節は本当にごめんなさい…!)
依存心が強すぎたり、すぐ人のせいにする人は、実践をして思うような結果が出ない場合はコンサルタント(販売者、紹介者)の責任と捉えて、横暴的な主張をしてくることも多々あるので、コンサルをする場合はそういう人が簡単に入ってこないようにフィルターをかけた方がいいと僕は思っています。
そうしないとコンサルタント自身の心身が持たないし、他のクライアントに迷惑がかかってしまうことがあります。
特に僕は『コミュニティ』という形でコンサルを行うことが多いのですが、参加者は『意識の高いメンバーに囲まれる空間に身を置くことができる』という点に価値を感じて、わざわざ参加費を支払ってくださっているわけです。
そういう点を考慮すると、コミュニティの価値を損なうような参加者がいるということは、それだけで商品価値を下げてしまうことになるわけですね。
だからコンサルをやっている場合は『誰をクライアントにするか』の基準は明確に持っておくといいです。目先の利益にとらわれると本当に破綻します。
誰かのせいにした方が楽に決まってる
ただ、まぁ上手くいかない時って、誰かのせいにする方がぶっちゃけ楽なんですよね。
自分の弱さと向き合うのはいつだって苦しいことですし、それに人って自分以外の誰かを否定したり批判したりすることで批評家気分を味わえて、ちょっと高尚な人種になれるような気がするじゃないですか。(ミスチルの『彩り』という曲で同じようなことが語られてますが)
プライドが傷つくのを避けるため、ちっぽけな自尊心を守るため、自らの至らなさを省みることなく、誰かのせいにして片付けてしまう…。
それはとても楽な生き方だと思います。
ただラクではあっても楽しくはないと思う。本当に。
いつも誰かのせいにしてばかりだと、本質的な問題は一向に解決しないし、周りから人は離れていくし、常に空虚さを抱えて生きていかないといけないと思うんです。
だから、それがどれだけ辛くても、僕たちは『自己責任』で生きていく方が結果的に楽しくなれる。矛盾しているように聞こえるかもしれないけど、それは真実ではないでしょうか。
上手くいかない原因はすべて自分にある
あらゆる自己啓発書や経営者のブログ、SNS等での発信を見ると、かなりの頻度でこのようなことが書かれています。
上手くいったら誰かのおかげ。上手くいかなかったら自分のせいだと思いなさい。
実際に僕のメンターからも同じようなことを口酸っぱく言われてきたのですが、このようなマインドセットが超大事ってことは、その真逆を考えるとわかりやすいと思います。
上手くいったら自分のおかげ。上手くいかなかったら誰かのせい
ほら、これだともう、清々しいほどのクズになっちゃうじゃないですか。
よく成功した人って『運が良かったから成功できました』なんて言ってますけど、自分ひとりの力で成し遂げられることなんてたかが知れています。だから、みんな誰かの力を借りながら、自分じゃ到底なし得なかったことを実現させていくわけです。
つまりは『引き上げられる力』というか『この人の夢をなんとかして叶えてあげたい!と思わせる力』は絶対に必要だと、人のハートを動かす力は人生を変えるための必需品だということは間違いないんです。
そう考えたときに、最初から『私を助けてください』とか『私の人生変えてください』って言ってくる人に対して、誰が『…この人を引き上げたいっ!!』って思ってくれるのでしょうか。
夢を応援される人は、いつだって夢に全力投球な人。主体的に頑張っている人ではないでしょうか。
結局のところ誰も責任を取ってくれない
どれだけ他人や社会に不平不満を言ったところで、その社会や他人は僕らの人生に責任を取ってくれるでしょうか。
答えは絶対にNOですよね?
- 私が活躍できないのは会社のせいだ…。
- コンサルを受けても稼げないのは、教材やコンサルタントが悪い。
- 親の育て方が悪いから私はこうなってしまった!
こういう風に自分を納得させたところで、自分の人生って何も変わらないんですよね。
自分の人生を変えられるのは自分だけ。外的要因の影響を受けることはあっても、結局は『自分』なんです。
それに、外的要因は自分でコントロールできないけど、自分自身の姿勢や行動や立ち居振る舞いは自分でコントールすることが可能。
であれば、豊かな人生を送るために『他者依存心』は本当に邪魔になってしまうから、どんどん捨ててしまった方がいいってことです。
自分を幸せにしてあげられるのは、結局のところ自分自身だけ。そういうスタンスを大事にしていけばいいし、結局はそういう考え方をしていたら、ちゃんと自分が自分を救ってあげることができますから。
他者に依存するのではなく『自己成長』にフォーカスしよう
ただし『他者に依存するのを辞めよう!』と言われると、困ったりした時に人に頼ったり、わからないことを人に聞いたりするのを全部やらなくなってしまって、全てを一人で抱え込もうとする人もいます。
しかし、繰り返しになりますが、人がひとりでできることなんてたかが知れているし限界があります。
僕も起業してビジネスを始めた時は、有料でコンサルを受けたり起業家が集まるコミュニティに参加したりしました。
参考:社会人1年目の給料を自己投資に使いまくったら人生が激変した話
わからないことはコンサルタントに質問したり、またコンテンツの添削を受けたり、そこで出会った仲間と不安を打ち明けあったりして、少しずつ成長を重ねてきました。
結局のところ、最も大事なことは『自分の成長にフォーカスできるかどうか』なのだと思います。
自己責任マインドを持って自分を成長させることを念頭に置いておけば、あとは目標を主体的に達成していくために、どんどん色んな人の力を借りていくべきです。
他者依存マインドを捨てる=誰かに頼るのを辞める、ではないので、そこはくれぐれもご注意を!
まとめ
自分の人生にも関わらず、うまくいかないことを他人のせいにしたり、自分ではコントロールできないことにずっと拘り続けているのは自分の人生を生きていないとも言えるのではないでしょうか。
ビジネスの世界でも他の領域でも何でも言えることですが、成功している人はすべからく『自分の人生を生きている人』です。
責任を外部に押し付け続けていても何も変えることができませんが、自分の行動や内面は今すぐにでも変えることが可能です。
変わらないことに拘り続けるのではなく、変えられることにフォーカスする。そんな自己責任マインドはめちゃくちゃ大事ですよ。本当に!