20歳で会社を辞めてネット起業した女子。ナノさんへのインタビュー。

ナノ,ネットビジネス

20歳で起業した女子。

その言葉を受け取った時、あなたはどのような印象を受けるでしょうか?

僕が大学生だった頃も同級生で学生起業した女の子がいたけど、どこか取っつきにくい印象を感じさせる『意識高い系』のような雰囲気の子でした。

あるいは最近ブームになってるような『好きなことして生きていく』系の、緩い生き方を選択したふわふわとした女の子をイメージする人もいるかもしれません。

今回ご紹介させていただくのは『20歳で会社を辞めて起業したちょっと変わった女子』のナノさん。

彼女はデザイン系の学校を卒業したのちに入社した会社で、“会社員生活に疑問を感じて”退社。

その後は、誰にも縛られず、また誰をも縛ることなく、個人でビジネスを展開して、現在では月間260万PV以上のサイトを運営している彼女は、企業の有料セミナーに登壇されたり、グラフィックデザインやメディア運営のコンサルティングを受注しています。

等身大の彼女が語る言葉からは、イマドキの女の子っぽい緩さも、絶対にブレない軸を持った起業家としての凛とした強さも伝わってきますが、その芯にあるのは『自分の理想を叶えたい』という純粋無垢な好奇心だと実感させられます。

『20歳で会社を辞めて起業した』

ナノさんがその時々で感じたリアルな思いは何だったのか。

不安や焦りなどはなかったのか、上手くいかない時期をどのように乗り越えたのか、情熱の原点はどこにあるのか。

僕が彼女に聞いてみたかった数々の質問に対し、ナノさんはとても丁寧に言葉を返してくれました。

アイデアで勝負がしてみたかった。

ーーナノさん、今日はよろしくお願いいたします! 20歳で会社を辞めて21歳で起業されたとのことですが、今はどんなビジネスをされてるんですか?

ナノ:ノジーさん、よろしくお願いします! 今はブログを使って集客をしたり、ネット上でお客さんと商品やサービスを繋げる仕事をしています。 いわゆる、紹介業ですね!

ーーオンラインでお客さんと商品を繋げる、いわゆるアフィリエイトのようなビジネスモデルだったり、ブログ集客というのはまさに『今っぽいビジネス』ですね! 独立されてからは、基本的にはおひとりでビジネスをされてるんですか?

ナノ:基本的にはひとりで仕事してます。元々たくさんの人と同時に関わるのが苦手なもので。笑

ただ、業界の先輩たちや先生的な方から私自身も学んだり、必要な時には外注さんに作業を任せたりする事もありますね。

ーーなるほど!僕も会社員時代は人間関係に悩んだのでよくわかります…。 ひとりで完結するビジネスってだけで当時は魅力的に見えましたから。 ちなみに今は会社を辞めて独立されてますが、どんなライフスタイルを送ってるか、差し支えない範囲で1日の流れなど教えてください。

ナノ:確かに会社員生活って、思い通りにならないことのほうが多いですもんね。 私も「ネット環境さえあればどこでも仕事できるやん!」って当時は心が弾みました。笑 今は通勤がないのでゆっくりめに朝起きて、それからPCで仕事をしてますね。 日中〜夜頃は家で作業したり、近所のカフェに入りびたって作業してることもあります。

ーーどこでも仕事ができると心が弾んでた割には、意外と近場…?笑

ナノ:うーん、そうですね。 よくよく振り返ったら近場でしたね。笑  お気に入りのカフェだから何度も行きたくなるのかもです! 色々と考えて、都内に移住はしたいなーって目論んではいます。

ーー確かに僕もPC1台で仕事ができるんだけど、家とか近くのカフェに入り浸ってるような気がします(笑) そろそろ本題に入っていきたいのですが、どうしてまた『起業』という選択肢を選んだのでしょう?

ナノ:自分と合わない内容の仕事に就いたのが1番のキッカケですね。 自分の性質とか得意分野が全然活かせない環境にいたので、『この会社にいてもやりたい事はできないな〜』って思いました。

ーー具体的に『合わないな〜』とか『キツイな〜』と思った瞬間って?

ナノ:当時は「検査員」の仕事をしてたんですが、延々と同じことの繰り返しでゾッとした記憶があります。私はアイデアを考えて何かを作ったり、表現するのが好きなので、クリエイター気質な所もあるというか。

注:ナノさんに書いていただいた『きのこいぬ』とのコラボイラスト

ーーでも職場には延々と同じことの繰り返しを何十年もやってる人もいたわけですよね。

ナノ:合う人にはピッタリな仕事だと思いますけど、私はダメでしたね〜(笑) もちろん、ずっと長く働いてる先輩方もいました。 だから余計に『私は3年経つか、独立できる方法が見つかったら辞める』って決めてました。

ーーそれで、ダメだなって気付いてから、その「独立する方法」を探し始めたと。

ナノ:自分の生き方を実現する方法に関して言うと、学生時代からずっと模索してましたね。 会社員生活を通して、より独立志向が強まった感じです。笑

ーー学生時代からというのはすごいですね!笑  それでは、そもそも卒業後にふつうに『就職』はあんまりしたくなかった感じですか?

ナノ:うーん、どうでしょう。どっちかと言えば、『いつかは会社辞めるし、人生で一度は会社勤めを経験してみたいな〜』って高校の時に思ってたんです…! なので就職すること自体は、自分の経験になるなーって位置付けでした。

ーーそもそも辞めることを前提にしていたとは…。学生の頃から『自分の生き方を表現する方法』としてイメージしてた手段の中に『起業』というものはあったのでしょうか?

ナノ:『自分で仕事を作る』という意味なら、イエスですね! 当時はブログ集客の存在を知らなかったので、 ゲームやイラスト制作、ネット通販などの手段を考えていました。 得意分野を活かして、お客さんと関われる仕事が良いな〜って。

ノウハウも環境もあるのに成果だけが出なかった

ーーそれで、『会社を辞めよう!』と決意されてから取られた行動というのは…?

ナノ:副業として、ブログでの収益化に挑戦し始めてました。もちろん上司や先輩には内緒です。笑

実は『ネットを使って稼げる』と知ったはじめの頃は、何かコンテンツを販売したいなーと思ってたんです。だけど、売る物を作るスキルもないし、結局お客さんを集めるスキルがいるなーとブログの実践に移行したんです。

ーーってことは、そもそも『ネットで何かノウハウを売る』ことが先に頭にあって、そのためにブログノウハウに着手した感じですね。僕も最初に情報商材的なものを買った時に思いましたもんね。 あ、『この人は今2万円売れたんだ!いいなー!』みたいな(笑)

ナノ:ノジーさんもそういう事を思ってた時期があったんですか(笑)! ブログノウハウに関しては、そうですね。 私は高校生くらいの時に情報発信ビジネスを知ったので、じゃあまずはブログで稼いでスキル覚えよう! その次は情報発信して、自分のお客さんを集めて売ろう、って考えてました。 DRMのやり方が、すっごく面白そうに感じたんですよね。

ーーそこからは、どうやって実践していったんですか?まずは自己流でブログをやって…という流れでしょうか。

ナノ:いえ、流石に自己流でやれる程のセンスは無いですよ(笑)。 最初の頃は教材買って、それを見ながら実践してました。 無料のマニュアルとかレポートも知識や方法がまとまってて良かったんですけど、 どうせやるなら有料の教材見ながらやったほうが自分の気持ちも変わるよなー、と。

ーーでも今って昔と違って色んなブログの教材とかコンサルってあるじゃないですか。 その中から『これだ!』という決め手を見つけるのって結構難しいんじゃないかなーと思うんですよね。

ナノ:うーん、ビジネス界隈のギラギラ感がないとか、発信してる内容がマトモだなぁとか。 シンプルで論理的な考え方に好感が持てる、と思ったのがキッカケです。 19歳の秋頃かな。ネットで見つけて『あー、論理的で良いなぁ』って純粋に感じた記憶がありますね。

ーーなるほど。今は減ってきたかもしれませんが、ギラギラ系な感じの人もいなくはないですからね。 それにしても19歳にして『ちゃんとお金払って学ぶ方がいい』って判断されるのはすごいです。

ナノ:お金を払うのとそうでないのとだったら、気持ちの入り方が全然違うなーっていう気持ちがあったんですよね。

ーー教材を買われてから、どれくらいの期間で成果が出るようになったんでしょう?

ナノ:教材を買って実践して、実はその後コンサルも受けてたんです。 それで、この話は私の失敗談なのであまり言いたくないんですが、他の方の参考になれば良いかな〜と暴露しちゃいますね(笑)。

1年ほど月1〜3万円代をウロウロして、『ノウハウも環境もあるのになぜ稼げないんだろ?』って振り返った時期があったんですよ。 で、素直に実践したり、積極的に工夫する意識がなかったなぁ…と。

そこから自分を見直して、教わったことを実践していったら、あれよあれよと3ヶ月で38万超えちゃったんです。 やっぱり、人生って自分次第だなぁって思いましたね。

ーー1年ほど月1万円から3万円台をうろうろと! もちろん、そこからご自身を見直したこともすごいとは思いますが、際立った成果が出ないまま、諦めずに継続されたことも、誰でもできることじゃないと思います。その辺りの『うまくいかなかった』頃って『このままやめてしまおうか…』とはならなかったのですか?

ナノ:正直、『やめようかな……』は何度も思いました。 けど、一回やったら出来るまでやりたい、って気持ちが強かったんです。 このまま今やめてずっと気になるくらいなら、出来るまでやり通したいなって。結構負けず嫌いな所もあるので。

ーー確かに結果が出ない中で続けることは相当にキツイことでもありますよね。 やっぱり結果が出てる人と自分を比較して自己嫌悪…みたいなことも経験されましたか?

ナノ:そうですねー、自己嫌悪しちゃう時もありました。『なんで他の人は出来てるのに、なんで自分は出来ないんだ〜!』って。 日記とか記録をノートにつけてるのですが、当時のページを見返すとかなり悶々としてます。笑

 

ナノ,ネットビジネス

(当時、ナノさんが書いていたノートの一部)

『不安』は『やってしまえー!』のゴーサイン

ーーそれで、ご自分を見直されて実践のやり方を変えたと…。

ナノ:とある時期に、経営者さんのyoutube動画を毎晩のように聴いてたんです。塾経営や教育の経験があって、今は情報ビジネスをされてる方の動画です。 それで何回も聴いて自分の考え方をなるべく変えていったり、教えてくれる人の内容をまずやってみよう、って方向転換していきました。

ーーなるほど!まずはマインドセットというか内面的な変化の方から…ということですね! それを実践して、何か『ここが変わったな!』と思われたことを、具体的にひとつかふたつ教えていただけますか?

ナノ:色々と作業も実践していく中ですんごい不安な時もあったのですが、『このまま続けたら本当に成果出るんだな!』って一つの指針になりました。 だから簡単な所からでもイイからとりあえずやる、って感じにはなりました。 今でも、不安な時は”やってしまえー!”っていうゴーサインだと思ってます。

ーーなるほど。セルフイメージというか『自分はできる!』と思って実践をすると、作業にも勢いが出ますし、細かい部分への意識なども変わってきますよね。その姿勢はどんな感じで結果に反映されるようになっていったのですか?

ナノ:1記事1記事、ネタ選定やキーワード選定を『どうやった人が集まるのかな?』って考えながらやっていくうちに、 少ない記事数でも数千PV〜2万ほど集まるようになっていきました。 自分の中の精度が上がっていった感覚です! 前は何100記事も書いて時々予測が当たる感じだったので。

ーー個々の作業に対する意識レベルが上がった感じですね! その後は順調に報酬額も伸びていかれたと…?

ナノ:そうですね! 1万→5万→7万→16万〜みたいに段階を踏んで上がっていきました。 やっぱり、不安でもとりあえずやってみる姿勢は大丈夫だなぁって思いました。

ーーシンプルなことですが、意外と誰でもできているわけではなかったりしますからね…! それで今はブログノウハウを実践されながら、念願の情報発信をやっていらっしゃるわけですが、情報発信を始めてみていかがですか?
 
ナノ:情報発信は、楽しいこともあるしシンドいことも両方ガッツリありますね! 最初のうちは、無料コンテンツや動画、メルマガの作り方が本当に分からなくて…。
 
自分の世界観を公開するのもドキドキして、『見てくれる人いるんかな?』って思ってたんです。 まだ読者数は目標より少ないんですけど、メール読者さんから感想を頂く時は『背中押すキッカケになってるんだなー』と私のほうが感激します!

個性や理念を出さないと発信してる意味がない

ナノ,ネットビジネス
 
ーーブログアフィリエイトの場合って結構匿名性が強い発信でも可能じゃないですか。 個人のキャラクタービジネスという性格が強い情報発信を始めると、そのギャップで悩んだりもすると思うんですけど。 それでもナノさんはすごいポジティブにご自身のブランド構築をされている印象です。 ほら、あのコスプレ企画とかもすごかったじゃないですか(笑)。 ああいうことできる人なかなかいないです!
 
ナノ:ありがとうございます。 ノジーさんにもあのプチ企画を見られていたとは…!笑
 
確かに、自分の個性や理念の部分を発信していかないと、自分を知ってもらったり共感してもらうのって難しいと思います。 私も『これ批判されたらやだな』って気持ちはもちろんありますよ。 けど、自分を出してかないと『その人』が発信する必要はなくなるよなーと。
 
ーーわかります! 情報発信って色んな人がやってるわけで『起業』とか『マネタイズ』関連って本当に多いじゃないですか。 じゃあそこで考えるべきは『なぜ自分がわざわざ発信する意味があるのか』とか『自分という発信者が世界に存在する意味はなんなのか』とかそういう部分じゃないかと。 一言で言うと理念とか使命感とか。 そこの部分を徹底的に考えれてる人はやっぱり『売れる』と思うんですよね!
 
ナノ:ネットだと誰でも発信できるので、その人の考え方とか理念が見えないと埋もれちゃいますよね。 ノジーさんが仰りたい事を言い換えると、 「自分が発信して、周りにどんな影響を与えられるのか?」を考えるってことかな〜と思いました。
 
私の場合だと、 オタクでも引きもるのが大好きでも、若い女子だったとしても、 こんな私が出来たからアナタもイケるよ!! って感じてほしくて今も発信してますね。他の人から見て、『自分も出来そう』って思ってもらいたくて。
 
ーー自分の姿を通じて誰かに勇気を与えることができるなら、そんなに素敵なことはないですよね! それでは、ナノさんの今後の目標や夢など教えてください!
 
ナノ:ブログでの収益化を私自身も実践していますが、メール読者さんも徐々に増えていってます。 なので、それぞれの得意分野や知識を活かしてもらいながら、成果を伸ばしていただけるようにサポートしていきます! 私の読者さんには、自分の趣味や好きなことを大切にしている方が多いので。
 
あとは月収も、次の目標の3桁を達成する為に黙々と作業を進めている所ですね!
 
 
ナノ:やりたいことがあるなら、遠慮せずドンドンやってみてほしいです!
 
私も『これやったらどうなるんだろ…』ってスゴイ怖がりなんですけど、その度にやってみたら『意外と大丈夫やん!』って何度も気づけました。
 
だからやりたくてもビビってしまう時は、思い切って一歩踏み出してみると、案外面白い経験がつめるんじゃないかなーと思います! 

編集後記:何もかも満たされた世代の生きる道

 
今までは『インターネットで起業』というと、『もっと大きな金額を稼ぎたい!』など、お金や贅沢や欲望にフォーカスしたモチベーションで参入する人が多かったように思います。
 
それが次第に『好きな場所で好きな時に…』というライフスタイル面でのモチベーションへと移ろってきて、今ではナノさんのように『本当の自分で居続けたい』とか『自分を表現する方法を模索したい』という意識で、『起業』という道を選択する人が増えてきています。
 
ミレニアル世代と呼ばれる若い世代。
 
経済発展が成熟した国に生まれ、小さな頃から物質的に『足りない』という感覚とは無縁な社会で育った世代は、お金や出世や地位や奢侈品には興味を示さない(行動の原動力となり得ない)傾向にあります。
 
それよりも彼女たちが求めているのは、自分の価値観に合う居心地の良い環境だったり、自分を表現できる舞台だったり、刺激的な体験だったりします。
 
自分が自分のままでいられること。その手段として、自分の居場所を作るための現実的なアプローチとして、働き方を主体的に考える若者が増えているのは、僕も肌感覚で感じています。
 
20歳で会社を辞めて起業した“ちょっと変わった女子”は、実は今の時代を象徴する『次世代の王道』の存在かもしれません。