決断が怖くてできない人へ |後悔しない選択をする方法を話そうと思う。

決断

決断するのが怖い!

人生の分岐点になるようなシチュエーションで決断ができない!

どんな選択をしたところで、あとで『やっぱりあっちにしておけばよかった…』と後悔してしまいそう…。

そんな『決断』に関する悩みを持つ人は少なくないはずです。

そもそもの話ですが、僕たちは生きている限り『決断』と『選択』から逃れることができません。『昼ごはんは何を食べよう』みたいな日常にありふれた小さなことから『会社を辞めようかどうか』という人生を激変させてしまうような大きなことまで、人生には多くの『選択機会』があります。

その度に僕たちは迷ったり悩んだりして、自分なりの決断をくださなくてはなりません。

特に受験とか就職とか、人生におけるビッグイベントに関する決断に際すると、人の抱える悩みや感じる恐怖感は尚一層増大することになります。(一つのものを選んだら、他の選択肢は捨てないといけないというシチュエーションでは特に)

僕は20代半ばの時に、苦労して新卒で入った会社を辞めて起業するという、世間一般の基準では割とクレイジーな部類に相当する決断をしました。

今にして思うと、その決断は本当に正しかったし、世の中に『絶対』はないにしても『後悔しない決断や選択をするメソッド』のようなものは確かに存在するんじゃなかろうかと。

決断が怖い人の心理、決断ができない人の理由

結論ファーストでまとめるなら、決断が怖かったり決断ができなかったりする理由は以下の2つにまとめられるのではないでしょうか。

  • 人は選択肢に溢れた状態に居心地の良さを感じ、本能的に変化を拒む生き物だから。
  • 決断した先の未来がわからず、そこに臨場感を感じられないから。

そもそも、なぜ『決断することが怖い』という心理が働き、『決断ができない』という結果に至るのでしょうか。

人間には『ホメオスタシス(恒常性維持機能)』という特徴があって、簡単にいうと、人は環境や状況が変わっても『今のまま』の状態を維持し続けようとするわけです。

『決断』って大抵の場合、今の状況から変わるためのものですよね。恋人と別れるとか結婚するとか、どこの大学に入学するかとか。

つまり『今までやってきたことを辞める』のか『新しく何かを始めるか』は違えど、今の状況に変化を起こすのが『決断』なんです。

ただ人間って、根源的なところで変化を拒む生き物なんですよね。

顕在意識では『人生を変えたい!』とか『変わりたい!』と思っていても、潜在意識では『やっぱり変わるの怖い…』って無意識で思っちゃうのが人間という生き物の特徴ではないでしょうか。

ひとつのものを選ぶということは、その他諸々のあらゆる選択肢を捨て去ることです。

そして、人は『たくさんの選択肢に溢れた状態』にある種の心地よさを感じ、その心地よさや安心感を『偽りの優越感』へと昇華できるのかもしれません。

もちろん『先のことが見えないから迷う』というのもあると思います。

絶対に当たる宝くじを買おうか買わまいか迷う人はいないですし、絶対に東大に合格することがわかってるなら何の不安もなしに受験へと挑めるでしょう。

ただ、それに加えて『選択肢が多い現在』という安全圏にいることで、あらゆる可能性としての選択肢を排除し、ひとつの道を進む『後戻りのできない状態』に進むリスクを回避しているという側面もあるのではないでしょうか。

決断できないことのリスク

人は決断を避けることで『あらゆる選択肢に溢れている状態(俺はまだ本気出してないだけ、その気になればなんでもできる状態)』の心地よさに浸ることができると話しました。

でも、決断しない状態が続けば、人はずっと無限の可能性に溢れた状態でいられるのでしょうか。

答えはNOです。

例えば、自分の元に突然『モテ期』が訪れたとして、自分に好意を寄せる複数の女性が現れたとします。

Aさんは見た目がいいけど、Bさんは性格がよくて尽くしてくれるタイプ、だけど一番趣味が合うのはCさんで…。結局、誰も選ぶことができないし、それなら複数の異性に好意を持ってもらえている今の状況を楽しんでいよう。

そう思ったとしても、そんな状態がずっと続くわけはないですよね。心変わりがいつ訪れるかもわからないですし、時間が経てば他の異性と結ばれてしまうかもしれません。

恋愛だけじゃなく、仕事でもなんでもそうですが、『選択肢を残しておきたい』という潜在意識で『決断できない』ということになっても、決断を先延ばしにし続けていくと、逆にどんどん可能性が狭められていくのです。

世の中に『永遠不変なもの』などそうはありませんし、いつまでも待ってくれるチャンスなんかないし、自分はどんどん年老いていきます。

それに一般的に決断をしない人は信頼を損ないやすい傾向にあります。

だから『後悔したくないから決断ができない』という人は、その状態が続けば続くほど、結局『後悔してしまう可能性』が大きくなってしまうってことをまず覚えておいた方がいいのです。

後悔しない選択や決断をするために大切なこと

それでは、後悔しない選択や決断をするためにはどうしたらいいのでしょうか。

1.他人の意思ではなく自分の意思で決断する

自分の意思と他人の意思を混同してしまっている人はすごく多いです。

周囲の期待に応えようとする優しい人ほど、自分の意思を持つことよりも他人の期待に応えることを優先してしまい、『自分の意思で決断する』ということができなくなりがちです。

ただ、他人の意思に沿って決断をしても、その他人はあなたの人生に責任を取ってくれません。(たとえその『他人』が親であれ配属者であれ親友であれ)

結局のところ、自分の人生に責任を負うのは、他ならぬ自分自身しかいないです。

『親の言うことを聞いて就職先を決めた結果、そこで幸せになれなかった』としても、それを親のせいにはできないですよね。最終的に行動したのは自分なわけだし、一般的に親よりも自分の方が長く生きる可能性の方が高いわけですし。

しかも、他人の意思を尊重してくだした決断よりも、自分の意思による決断の方が後悔は起きにくいです。

他人の期待に沿った決断の結果がマズかった場合、『ほら、やっぱり実は自分はこう思ってた』とか『こっちにしておけばよかった』と、『自分は間違ってない』という言い訳が次から次へと脳内に浮かんでくるものです。

でも、それが自分の意思によるものであるならばどうでしょう?

『自分で決めたことだから仕方がない』と、いわば諦めの境地に達することができます。

諦めというとネガティブに聞こえるかもしれないですが、タラレバ言って現実を否定し続けるよりも、現実を受け入れた上で次に繋がる行動を取る方が、遥かに生産的だし後悔とは無縁ですよね。

だから『他人の期待に応えることよりも、自分の意思を尊重する』ことが、後悔しない決断をするための最重要ポイントです。

自分の意思を持ち、主体的な生き方をする

…とは言ってもですよ?

そもそも『自分の意思』なんかない人が『自分の意思で決断する』ことなんかできないじゃないですか。

だから更に大前提として『自分の意思を持つこと』や『自分の意思に気づいてあげること』を大事にし、主体性のある生き方ができている状態を作っておかないといけません。

人は長い人生の中で、周囲と調和したり人間関係を円滑にして疲れない日々を送るために『自分の意思を持つこと』を日に日に放棄していきかねないものだけど、そもそも子どもの頃って『やりたいこと』とか『やりたくないこと』って絶対にあったと思うんです。

有名な話ですけど、『やりたいことがないんです』っていう悩みを抱えた学生の話を紐解いていったら『ガッキーが好きだから、ガッキーと付き合いたい(?)』みたいな本音を引き出し、『君にもやりたいことあったじゃん!』ってオチになった…みたいなケースってたくさんあると思うんですよ。

別にどんな些細なことでもいいし、どんな馬鹿馬鹿しい話でもいいから、『やりたいこと』や『やりたくないこと』を本音で出してみましょうよ。

本音で起業したい人は、誰になんと言われようと『起業する』ことへの迷いなんかないわけだし、『本当は自分ってどうしたいの?』っていう部分が定まってないと、決断した後に『やっぱりあっちにしとけばよかった』という思いも自然と湧き上がってきますから。

情報量を増やした上で決断をする

先ほど『先のことが見えないから迷う』と言いましたが、逆に言えば『先のことがある程度わかっていれば、後悔のリスクを下げることができる』とも言えます。

ある会社に転職をしようか迷っている時、転職をした結果、自分が幸せなライフスタイルを送れるかどうかは誰にもわかりません。

しかし、『その会社にいる人がどんなライフスタイルを送っているか』は、直接そこの社員に聞いたりすれば大体はわかりますよね。

だから『決断をするときは、決断した先の未来に関する情報量を増やしてから』という原則を守るといいですね。

勉強をしたり質問をしたりリサーチをするのは確かにめんどくさいことです。ただ、そのめんどくささから逃れるために適当に決断したり、決断を先延ばしにしたりして、結果としてライフスタイルが良くない方向に向かっている人が多いのも事実。

情報は決断をくだす際の重要なヒントになります。

ぜひ、本を読んだり、誰かに直接会ったりメールを送ったりして話を聞いたり、質問をしたり…。

そういう『情報を増やすための行動』は欠かさない方がいいですし、そこはサボらない方がいいのも確かです。

未来は誰にもわからないことを受け入れる

当たり前のことですが、未来のことを正確に予測できる人なんかいません。

『情報』はあくまで未来を考える際の精度を高めるためのヒントでしかなく、そこに『絶対』というものを考えすぎてはいけないのです。

よく『絶対にこうだとわかってからじゃないと動けない』という人がいますが、未来のことなんか誰にもわからないわけだし、人はいつか年老いて死ぬわけですから、考えすぎて動けないというのも考えものではないでしょうか。

『私は起業して成功できるでしょうか?』と聞かれても、そんなのケースバイケースでしかないし、人によるとしか言えないわけです。そもそも成功や失敗の定義すら人それぞれなのですから。

だから、未来のことなど誰にもわからない以上、ちゃんとリサーチをして情報量を増やした上で、『自己責任のもとに自分の好きなことをやる』以上の正解はないと思うのです。

そもそも決断が『失敗』になることってあるの?

失敗を過度に恐れるあまり決断ができないという人もいます。

だけど、そもそも『失敗』ってなんでしょうか。

例えばですけど『YouTuberで食っていきたい!』と思って、YouTuberとして活動をしたけど、収入には全然つながらなかったという人は多いかもしれません。だけど、そこで映像制作のスキルやパブリックスピーキングの技術が身について、それが違う仕事に役立った、なんてケースもまた山ほどあると思うのです。

そもそも『失敗』なんてものは客観的事実ではなく、各々のフィルターによる主観的な定義でしかないわけですから。

ある一点だけを切り取ったら『失敗』だとしても、もっと長い尺度で捉えてあげると『成功』になることってめちゃくちゃ多いですし、それが世の中の定番ルートじゃないですか。成功に至る過程で失敗を乗り越えるっていうのは。

それに、今の時代って『失敗』のリスクってほとんどないです。生きてさえいればどうにでもなる時代です。

失敗を恐れて何もしないよりも、決断し行動しまくってた方が、色んなものを手に入れられます。仮にそこで失うものがあったとしても、失うものなんてたかが知れてますし重要度も低いですし、それ以上に多くの成長と学びを獲得できます。

後悔するかしないかは決断後の自分の行動次第

『後悔』って結局は自分の感情なわけで、特定の事象にどんな意味を持たせるかって話だと思うんですよ。そして『意味を持たせることができる』のは、ただひとり自分だけじゃないですか。

自分がくだした決断に対して、HAPPYな意味をもたらせてあげるのも、後悔という定義をもたらせてしまえるのも、全ては自分次第なんです。

例えば『お笑い芸人になるために会社を辞めた人が、お笑いの世界で大成しなかった』と場合を考えるとして、『そんな挑戦しなきゃよかった』と後悔するか、『一度しかない人生で貴重な体験ができたし、多くのスキルを手に入れられた』と前向きに考えるは、その人の捉え方次第ですよね。

自分がくだした決断に対して後悔をするのではなく、前向きな解釈を与えてあげるためには、やはり『自分で決めたことに対して全力で頑張る』しかないのではないでしょうか。

何事も本気で取り組めば気持ちがいいものですし、得られるものも大きくなるので、そこに対してポジティブな解釈をしやすくなります。

逆に中途半端に取り組んでしまえば、得られるものも中途半端ですし、後悔だけが残ることになるでしょう。

だから『決断に対して後悔するかどうか』を決める大きな要因の一つに、『その決断に対して、どれだけガチでコミットできたか』という要素も大きく関わってきます。

やると決めたら徹底的にやる。それができる人は後悔とは無縁になりますし、極論に聞こえるかもしれませんが、どんな選択を決断したとしても全てが『正解』だと思えるようになります。

まとめ:主体性のある決断と行動が後悔を消す

長くなったので、まとめていきます。

まず決断できない人の心理としては、以下の要因が考えられます。

  • 選択肢に溢れた状態に居心地の良さを感じる
  • 先がどうなるかわかってからじゃないと行動したくない

ただ、決断を先延ばしにすればするほど、あらゆる選択肢は自ずと消え去ってしまうし、いわゆる『後悔』も増していってしまうものです。

それでは、後悔をしない決断や選択をするためにはどうすればいいのか、僕が考える解決策は以下のものです。

  • 他人の期待に沿うよりも、自分の意思を優先する。
  • 自分のやりたいこと、やりたくないことに素直になる。
  • とにかく勉強やリサーチをして情報量を増やす。
  • 『失敗』とは何か、ちゃんと考えてみる。
  • 自分で決めた決断に対してちゃんとコミットする

一言で言うと、『自分で調べて、自分で決めて、真剣に打ち込む』ということです。

僕は安定企業を辞めて起業するという決断をしましたが、やっぱり主体性を持って決めて動いたことに関しては、自分自身に責任を持つしかないですし、『自己責任マインド』で打ち込むから人生は楽しくなるのだとも思います。

決断って『決めて断つ』と書きますし、他のあらゆる選択肢を捨て去るようなイメージを持つ方も多いです。

しかし、何か一つのことに打ち込んでいけば、そこで得た知識やスキルが他の分野に活かされたり、新しい出会いによって、また違った可能性が開けることもあるんですよね。僕の経験上ですが、本当にそう思います。

だから、何かを決断したくても怖くてできない人、後悔したくない人は、当たり前のことかもしれないけど『自分で決めて自分で動く』っていう価値観を本当に大事にしてほしいです。