根拠のない自信なんて持たなくてもいい|自信がない人のための成功法則

色んな自己啓発本やブログやメルマガを読んでいると、色んな人たちが「根拠のない自信を持て!」みたいなことを言ってますよね。

根拠のない自信を持つことが圧倒的な善で、自信に根拠を求める方がナンセンスみたいな風潮が蔓延していますけど、僕は今ひとつその空気に乗り切れないでここまで来ましたし「根拠のない自信っていったいなんだ…?」とすら思えてしまいます。いまだに。

僕個人的な意見を言うと、何かにおいて成功を目指す際には、別に根拠のない自信なんて必要ないと考えています。そもそも「根拠のない自信を持ちましょう」なんて言われてもどうすればいいのかよくわからないし。

それでは、自分に自信がない人が「根拠のない自信」を持たなくても成功していくにはどうすればいいかというと、

  • 環境に対して信頼を持つこと
  • ロジカルシンキングをすること

この2つを徹底して優先してあげることだと思います。それでは詳しく(かつ簡潔に)解説させていただきます。

目次

根拠のない自信を持つことは難しい

自信がなさそうな女性

「根拠のない自信を持ちなさい派」の言い分としてよく挙がるのが、

  • そもそも自信を持つことに対して根拠なんて必要ない
  • まずは「自分は目標を達成するんだ」と決めてしまおう
  • 自分のことをよく理解して強みを自覚しよう

というもので、別にそれ自体を否定するわけではないですけど、「でも、そんなこと言われても根拠なしに自信なんて持てないよ!」って人がほとんどなんじゃないかと思います。

あと「根拠のない自信を持つため(自己肯定感を高めるため)には、小さな成功体験を繰り返していくしかない」という意見もよく聞きますが、それには僕も賛同します。「自分にはこれが出来た!」という自信の根拠になるものを積み重ねていくことで、次第に何の条件付けなしにでも自分に対して自信が持てるようになるのは、とても理にかなっています。

ただ、何も持たない(と感じている)人が、小さな成功体験を重ねようとする時に、その行動の原動力がどこから来るのかという新たな問題にも直面するわけで、結局人はミクロな視点とマクロな視点の両方がないと行動できないと僕は思ってます。

この場合の「小さな成功体験を繰り返す」というのがミクロな視点。

でもミクロな視点しか持ち合わせていないと、人はふとした時に虚無感を覚えてしまったり、宙ぶらりんな感覚で不安になってしまいます。だから「持たざる者」こそ、マクロな視点で自分への自信のなさを補完していかなければいけないのです。

根拠のない自信よりも大切なもの

根拠のない自信を持つことは単純に難しいし、時にそれが過信に変わってしまうリスクも孕んでいるという点から、僕は「根拠のない自信を持ちましょう」とはあんまり言いたくないです。

それよりも大事なことは2つあって、

  • 環境に対して信頼を持つこと
  • ロジカルシンキングをすること

不安や迷いを抱えそうになった時に、この2つの意識を強くしてあげることの方が断然重要だと考えています。

環境に対して信頼を持つこと

仮に、自分自信に対して自信を持つことができなくても、自分が身を置く環境に対して信頼を持ってあげるというのもいいでしょう。

例えば、チームスポーツをしている場合なら「自分がミスをしても味方がカバーしてくれる」と仲間を信頼することで、思い切って伸び伸びとプレーすることができますよね。

僕自身も大学受験の時は、自分に対する自信なんてほとんどなかったのですが、自分が通っている予備校の環境や講師の先生たちの指導力に対しては全幅の信頼を置いていました。

そして「この環境にコミットメントすれば絶対に成功できる」と信じて、とにかく環境に適合し、その環境における模範的で象徴的な存在になることだけを考えていたのですが、そしたら自ずと結果に繋がっていきました。

また、今はパーソナルジムに通っているのですが、そこでも「この環境を全面的に信じよう」とすることで、自ずと行動や姿勢も変わっていくものだと実感しています。

ロジカルシンキングを意識する

自信がなくて行動ができない時、自信がなくて不安に感じている時って、得てして考え方や行動が論理的ではなくなっているんですよね。多くの場合、ロジックよりもその時の感情を優先してしまっている。

ロジカルシンキングの定義は様々ですが、論理的思考をする上で大事なことは「因果関係をはっきりさせること」です。

例えば、仕事で上手くいかない時には「自分なんて本当にダメなんじゃないか…」と自信を失いそうになることもあると思います。ただ「仕事がうまくいかない原因は自分がダメなやつだからだ」っていうのは全然ロジカルじゃないですよね?

上司への確認を怠ったからとか、仕事の進め方に不手際があったとか、まずは理由をハッキリさせて、失敗する原因を排除して成功する要因を付加していくのが論理的な考え方のはずです。

新しく何かを始める時もそう。例えば「映画を撮りたい」という目標があったら、まずは情報収集をして映画の撮り方を調べて必要なことを一つずつ埋めていく。それと同時に失敗する要因を確実に排除していく。

人は不安を抱えている時、得てして論理的思考から遠ざかってしまっているものです。まずはロジカルシンキングの意識を強めて「自分よりも論理を信じる」というモードになるのもオススメです。

自信よりも環境やロジックを優先しよう

ノートPCで勉強をしている人

自信とは「自分を信じること」ですが、自分に対して信頼を持てないのであれば、無理に自分を信用しようなんて思わなくていいと思います。

それよりも「環境やロジックを信じる」という姿勢の方が、新しく何かを成し遂げたい時には遥かに有効だったりします。

僕自身も24歳のときに「会社を辞めて起業しよう」と一見無謀にも見えるチャレンジをしたわけですが、特に自分に対して自信があったわけではありません。

でもWEBマーケティングや集客等からマネタイズにつなげる論理に対しては理解を深めようとしていましたし、実力のあるコンサルタントに直接学べる環境に投資して、その環境のことはトコトン信頼しようとしました。

何事においても言えることですが、成功から遠ざかってしまう人の特徴として「素の自分を信じすぎる」というのがあると思います。それよりも環境やロジックを信じてあげる方が、遥かに健全で成功もしやすいのではないでしょうか。

まとめ:根拠のない自信よりも大事なこと

自分に自信が持てなくても、

  • ロジックを信頼すること
  • 環境を信頼してコミットメントすること

ができれば問題なく成功への道をたどることができます。

また、その過程で小さな成功体験を積み重ねることで、徐々に自己肯定感を高めることもできます。そうすれば後天的に自信を持つこともできます。

根拠のない自信を持とうとするよりもまず、しっかりとこれから取り組むことに対して知識と理解を深めていくことや、質の高いコミュニティに参加して「環境を信頼すること」を意識していただければと思います。

そうすれば、自ずと前に進める体質へと変化していくので。

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