どんな目標も『継続』なしには実現することはできません。
僕は2013年の社会人一年目の時に会社を辞める手段としてブログを始めて、今ではブログやメルマガマーケティングのコンサルティングをしたり、ブランディングを学んで売上を伸ばす講座を主催したりしていますが、継続は力なり、という言葉の偉大さを日々実感しています。
やっぱりコンサルをしていても、真面目にコツコツ継続している人はちゃんと成果を伸ばしていくし、イケてる人脈が増えたりスキルアップしたり…といった副次的な作用も相まって、どんどん成長と成功を繰り返していくんですよ。(時にちょっとした失敗があったとしても、それは高くジャンプするために一旦しゃがんでみるのと同じだったりして)
でも、色んな言い訳をして途中で辞めたり休んでしまったりする人は、どうしても『人生』が変わらない。
何かを変えるためには、とりあえずこれだと決めたことをひたすら続けていくのが一番なんです。
僕は『ビジネス』とか『ブログ』とか『起業』とか、そういうフィールドで生きてるので、どうしても話もそっち関連が多くなってしまいますが、ダイエットでも語学でも『目標』があるものならなんだって通づる話だと思います。
今回は『継続できない人の特徴』や『継続力を身につける方法』を個人的な視点からお話ししていきますので、ぜひ参考にしてもらえたら幸いです。
継続力を身につけるメリットはこんなにある!
継続する過程でスキルや知識を得ることができる
どんなことでも、1年とか2年とか続けていれば、人並み以上の知識やスキルを獲得できるものです。
でも、途中で投げ出して辞めてしまったら、得られるものなんてほとんどありません。(継続することを辞めて得られた時間と労力くらい?)
ここに大きな差があります。
もちろん、やりたくないことを無理にやる必要はありません。人生そんなに無駄にできる時間もないと思いますから。
でも、それが『成し遂げたい未来』や『理想の自分』につながっていることなら、とりあえず継続してみて、知識やスキルを蓄えていきましょう。
例えば、僕は会社員時代に雑記ブログを2年くらいずっとやってましたけど、流石に2年も真剣にやれば、色んなことができるようになりました。
- アクセスを集めるための記事タイトルのつけ方
- WordPressを立ち上げて見栄えの良いサイトを作る方法
- 多くの人が興味を持つような記事ネタジャンルの選定
これらはごく一部ですが、人生における武器を増やして自分の価値を高めようと思ったら『継続』は嘘をつきません。本当に。
継続できない人が多いから継続するだけで差別化になる
何かで読んだんですけど、良い情報を仕入れた時に実際に行動に移す人は100人中1人。
行動に移した人の中でも、それをずっと継続できる人は100人中1人。
だから、ちゃんと行動して、それを継続できるってだけで、僕らは1万人の中の1人になれるとのことです。
別にこれといったスキルもセンスも必要ありません。ただ継続するだけ。それだけで偉大なる差別化になります。
僕も色んな起業家志望の方とこれまでに関わってきましたが、将来に繋がる具体的なアクションをちゃんと継続できている人はほんの一握りだと感じます。(そして、その一握りの人たちはちゃんと素晴らしい結果を出してます)
『継続できる自分』が手に入り自信をつけることができる
継続って要するに『自分との約束を守ること』だと思うんですよ。
『こういうことをやろう!』とか『将来的にこうなろう!』って決めた未来に対して、ちゃんと自分が自分との約束を守れるかどうか。
当然ながら、大事な約束を破られたら、人は約束を破った相手に対してめっちゃ失望しますよね?
その失望する相手が自分自身だったら・・・。もういたたまれません。
自分で決めたことを継続できなかったら、自分に失望してしまうし、自分で自分のことを信じてあげられなくなります。
でも、自分との約束を守り続ければ、自分で自分を信じてあげられるようになる。
自分で自分を信じられること。それはすなわち『自信』です。
他者からの信頼を得やすくなる
『約束をきちんと守れる人』と『自分との約束すら守れない人』だと、どちらが信頼できるかっていうと、断然前者です。
先ほども言ったように、世の中の大半の人が継続なんかできていない現状を考えると、ちゃんと継続して頑張っているだけで評価は上がります。
ビジネスシーンでも『この人に任せておけば大丈夫だな』と評価されるようになるので、チャンスが拡がりやすいですし、そもそも継続力があるということは、その中で培ってきたスキルや知識の存在もあるわけで、やはり評価は上がりやすいです。
僕も何か仕事を誰かに依頼するときや、誰かに人を紹介するときは、ちゃんと信頼できる人を選びたいので、そのひとつの指標として『継続力』を大事にしています。
責任感の証でもありますもんね。継続力って。
継続できない人の考え方や行動の特徴
隣の芝生が青く見えがち
継続できない人の大きな特徴なんですけど、とにかく他のことに目移りしちゃうんですよ。
マリオオデッセイもまだクリアしていないのに、モンスターハンターワールドの方が楽しそうだな〜と思っちゃったり。大学のサークルに入って間もない頃に『友達が入ってるあっちのサークルの方が楽しそうだな〜』と目移りしちゃったり。ブログアフィリエイトを始めてみたものの転売ビジネスに目移りしちゃったり。
とにかく隣の芝生が青く見えてしまうんです。
でも、僕の経験上、目移りした別の何かに移行しても、絶対にまた別の何かに目移りしますよ。
それに、ひとつのことに没頭して継続している人って、気づいたら別の分野でも活躍できるようになっているんです。
ひとつの具体を極めていくと、他の分野にも使える汎用性の高いスキルや考え方が身につきます。
それを世の中では『ノウハウ』とか『法則』って言うんですけど、とにかく具体を極めれば、自然と考え方やスキルの抽象度も高くなる。抽象度の高い考え方やスキルを有していれば、別のフィールド(具体)に降りてきたときにも活躍できる。
例えば、サッカー日本代表監督を二度務めた岡田武史さんって、サッカーだけじゃなくてビジネスの講演をしているし、多分だけど企業のコンサルとかできると思うんですよね。
隣の芝生でも活躍できるようになるためには、まず1つのことを継続していって、そこで普遍性の高いノウハウや法則を身につけちゃうのが、結果として一番早いわけです。
考えても仕方がないことばかり考えがち
『失敗したらどうしよう…』とか『自分にはこれって向いてるのかな…』とか『これやってても何か意味あるのかな…』とか考えても仕方がないことをウダウダと考えすぎ。
考えても仕方がないことって考えるだけ時間の無駄だし、エネルギーめっちゃ使うじゃないですか。
考えても結論が出ないことを考えるのってめちゃくちゃ疲れるし、それで疲れちゃってエネルギー切れになって『もう今日は何もできません…』って時間と労力が本当にもったいない。
You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.
未来を見て、点を結ぶことはできない。過去を振り返って点を結ぶだけだ。だから、いつかどうにかして点は結ばれると 信じなければならない。
これはスティーブ・ジョブズが語った言葉ですけど、未来のことをあれこれ考えすぎても大抵のことはよくわからないし、そもそも今の自分のレベルで考え付くようなことって大概イケてないことの方が多いと僕は思ってます。
だから、大まかな方向性と指針さえ手にしてしまえば、あとはとりあえずやってみる。『頑張ったな』と自分で思えるくらいのところまではやってみて、後のことはそこから判断していく方が、考えても仕方ないことを考えてるよりもはるかにコスパがいいです。
優先順位がつけられず『時間がない』と言いがち
『時間がめっちゃある!』って心の底から本気で思っている人って、おそらくいないんじゃないかなと思うわけです。
ブラック企業に勤めていて朝から晩まで身を粉にして働いている人は、会社を辞めれば好きなことに費やせる時間がめっちゃ増えるのに・・・って考えちゃうこと多いと思います。(僕もそう思ってました)
でも、実際に会社を辞めてみると、自分で時間を自由にコントロールできるようになったとしても、案外時間ってないものなんですよね。
時間って、そこにあるものじゃなくて、自分で工夫して作り出すものって意見に僕は心から賛同します。
そして、時間を作り出すためには、とにかく『優先順位』を意識すること。訪れてほしい未来に近くような選択を優先するようにしていきましょう。
フットワークが重くて完璧主義になりがち
ひとつのことを徹底して完璧にやろうとする人は、ちょっとしたことで行動がストップしがちです。
そして、1回ストップしたことを、また再開するのってかなりエネルギー使いますし、本当にしんどいです。
とにかく動き出したら止まらないこと。最初から完璧を目指すのではなく、継続しながらベストに向かって進んでいくこと。
こういう視点で、フットワークを軽くしながら『行動すること』や『継続すること』のハードルを低くしてあげて、無理なく続けられるようにしていきたいですね。
数字的な目標にフォーカスしすぎて一喜一憂しがち
『目標を持った方が努力を継続できる』っていう意見もありますが、あまり数字的な目標にフォーカスしすぎると、感情の起伏が激しくなってしまって、疲れてエネルギー切れを起こしてしまいます。
それに、多くの場合、結果が出るまでのスピード感って自分が予想しているよりも遅かったりします。
ダイエットを始めて1週間しか経っていないのに体重が変わってないから諦める、ビジネスを始めて1ヶ月しか経っていないのに売上がイマイチだから辞める。
こういうのって本当にもったいないです。
目標に向かって道筋を立てるのは大事ですが、そこにフォーカスしすぎて一喜一憂をしないように。
目標は長い人生という旅路に連れ添っていくものくらいに思ってあげて、『取り組んでいることのクオリティを上げる』ことを最優先するくらいの方が、結果として長く上手くいきますよ。
そもそも自分を過大評価しがち(『自分を変える』という視点が欠けがち)
さっきも言いましたが、何かをやろうとした時にそれを継続できる人って、全体の1万分の1だったりするわけです。
ほとんどの人は『継続ができない』わけですね。
それにも関わらず、継続ができない人って『自分は普通にできるだろう』って自惚れてしまう。自信を持つのは悪いことじゃないですけど、自信が慢心になるのはいただけません。
継続することは難しいことだ。だから日々しっかり意識して『できない自分』を変えるつもりで実践をしていこう。そうじゃないと自分もその他大勢の人たちと同じように三日坊主になってしまうぞ。
それくらいの意識を持って取り組んでいくべきだと思います。
努力が継続できる自分になるためのオススメ習慣
行動と感情を分けて考える
『行動』が『感情』に依存してしまうと、どうしても『めんどくさい』や『やる気が起きない』という気持ちに引きづられるようにして、大切な行動を継続することができなくなってしまいます。
何かをコツコツと続けて成功していく人は、行動と感情を別物だと捉えて、感情に関係なく『とりあえず行動する』ということを試みているような印象を受けます。
感情が乗るから行動できるのではなくて、まず行動を起こしてみて、その後で感情も乗ってくる…という状態を目指していきましょう。
小さなことから継続し自分を褒めてあげる
何かを始める時って、気が高ぶっているのか、大きな夢や目標を抱きがちですよね。
クリスティアーノ・ロナウドが1日に腹筋を300回やっていると知って、『俺もあれだけマッチョになりたい!』と思っても、大抵の人はそんなこと普通に考えてできないと思うんです。
そして、人は自分との約束を守れなかったら、自己嫌悪に陥って『どうせ自分なんて…』という思考に陥り、すぐにやらなくなってしまいます。
筋トレなら1日5回でいい。読書なら1日1ページでもいい。まずは『絶対にコミットできる約束』を確実に守れるようにして、自信を伸ばしてあげましょう。
継続や行動できなかった理由を深く考えない
行動力や継続力がない人にありがちなんですけど、みんな『できなかった理由』をうじうじと考えすぎなんですよね。
理由なんて特に考える必要がないし『やらなかっただけ』じゃないですか。結局は。
その辺を深く考えても仕方がないので、とりあえず『どうすればできるようになるか』にだけフォーカスしていきましょう。難しいこと考えずにやればいいと思うんです。やれば。
ノートに自分の将来の理想像を書き記す
行動と感情は関係ないって言いましたけど、できれば未来に対して前向きな感情を抱いていた方が、そのための行動力も上がっていきますよね。普通。
どうしても人の意識って日々の日常の影響を受けやすくて、自分の大切な夢や目標さえも気を抜いたら忘れてしまうのが、現代社会に生きる人間の性だと思います。
これは田舎のお堅い企業で働いていた会社員時代、副業でビジネスをし始めたばかりの頃に、WEBマーケティングの勉強用ノートの1ページ目に書いた目標です。
実家がマンションの買い替えか全面リフォームかで迷っているのと、『やっぱり住むなら賃貸じゃない?』っていう思考に寄ってきたので、2個目と3個目は叶っていませんが、そのほかは普通に実現ができました。
自分の頭の中を定期的に書き出してみて、自分が心から思っていることと、周囲から期待されていることを切り離してあげるという作業には、とても大きな意味があると思います。
スキマ時間も目標達成に近づくことをする
何回も言いますけど、ほとんどの人が『時間がない』わけですから、自発的に『時間を作る』ためのアプローチをした方がいいです。
何時間もまとまった時間を確保するのは難しいですから、ちょっとしたスキマ時間を有効活用したいですね。通勤時間とか外食で注文したメニューが出てくるまでの10分間とか。
普段、ちょっとした空き時間に何をしていますか?
ボーッとSNSを眺めてるだけとか、スマホゲームをしているなら、その時間を『目標達成のための作業』の時間に変えてみるといいですよ。
インプットする情報を変える
僕、テレビのニュースって嫌いなんですよ。すごい暗いじゃないですか。
悲惨な事件とか政治家や芸能人のゴシップとか、それならまだマシなんですけど、なんかすごい不安を煽ってくるようなのは最悪です。
どうしても人の意識って普段インプットしている情報に影響されまくるわけですから、できるだけ自分のためになる情報で脳内をジャックしてあげた方が精神衛生的もいいし、学べることは多いです。
僕は主な情報収拾源はTwitterですが、実業家とかフリーランスの人とか、自分にとって学びになると思うメディアを主体的に作っています。
理想を叶えている人たちのコミュニティに参加する
『インプット』に関連するんですけど、やっぱり人って自分がどんな環境に身を置いているかにめっちゃ影響されます。
会社にいると同じフロアにいる人の声がダイレクトに脳内に入ってきますし、学校ならクラスメイトの声って頭の中ですごい反響したりするじゃないですか。その内容が自分にとって不都合なものなら、やっぱり夢や目標なんて叶いにくいです。
偏差値の高い進学校の生徒の難関校合格率が高いのは、教師のスキルがあるとかそういうのも関係してるかもしれないけど、『受験勉強を頑張る人たち』に囲まれてるからだと思うんですよね。
だから、自分自身が何か成し遂げたい目標があって、そのために継続的な行動を必要としているなら、そういう仲間や先輩がたくさんいる場所に飛び込んだ方がいいですよ。
継続力を身につける方法のまとめ
いかがでしたでしょうか。
偉そうに色々と書かせていただきましたが、僕はずっと自分でやると決めたことが続かない『継続力』のカケラもないような人間でした。
ギターはFコードで挫折するし、バイトだってちゃんと続く方が珍しかったし、会社だってすぐにやめました。
そんな僕がこんな文章を書いていることが不思議なくらいですが、WEBを活用して起業してからは5年(法人化して社長になって3年)が経とうとしています。幸いなことに、まだまだ今の活動が止まる気配はありません。
じゃあなんでここまで続けてこれたかというと『自分が気持ちよくなる活動』ができてるのと、『周りの力に助けられてきた』のと、あとは何より『継続力がない自分』を恥じて恥じて恥じまくってきたからだと思ってます。
『自分を認めてあげよう』みたいな風潮が蔓延る世の中ですが、その大前提として『変わりたい』という自己否定の気持ちが必要なんじゃないかとも思う今日この頃です。
わたしはもっと良くなれる。今のままより遥か先に行ける。そういう気持ちを大事にして歩き続けていけたら、そんな素敵なことはないのではないでしょうか。