副業を実践している人の多くが陥りがちな「やる気が続かなくて継続できない」問題。
何かを新しく始める時は熱意とやる気に満ち溢れた状態だけど、だんだんと気持ちがダレてきたり作業量も落ちてきて挫折してしまう…ということもあるのではないでしょうか。
僕も当初は副業でブログを初めて会社の給料以上の成果を出せるようになってから会社を辞めましたが、時にはやる気が出なくて何も作業ができない日もあれば、そんな自分に自己嫌悪したこともありました。
ただ、結果としてちゃんと継続をすることができたし、副業で成果を出したことをきっかけに独立起業して年商も1000万円、3000万円、5000万円…と伸ばせるようになりました。
今回は「副業のやる気が続かない」という状況に対して、どのようにすれば挫折することなく継続できるのかという話をしたいと思います。
人が頑張れる理由は2つしかない
以前受講した「日本一時給が高いコピーライター」の方のセミナーで、人が頑張れる理由は大きく分けて2つしかないという話を聞きました。
その「理由」とは以下の2つです。
- 頑張らざるを得ないから頑張る
- 楽しいから自然と頑張れてしまう
もし「頑張れない」とか「やる気が出ない」のであれば、そもそも頑張る必要性がない(現状に満足してる)のと、頑張る対象やそのプロセスが楽しくないのかもしれません。
そういう場合は「別に無理して頑張らなくてもよくない?」という結論になってしまいますね…!
ただ、そうは言っても、どちらかと言えば将来のために頑張った方がいいのは自明なケースは多々あると思います。そういう時は「頑張らざるを得ない状況を作る」か「楽しく取り組める工夫」をするか、どちらかを意識するのが良いかと。
頑張らざるを得ない状況を作る
人は習慣の生き物と言うように、一度習慣化されてしまえば、必要な行動を難なく継続していくことができます。ただ、最初の一歩はいつだって大変なので、強制力を使ったり、無理やり頑張らざるを得ない状況を作り出してしまうのも有効です。
- 副業で取り組んでたブログで4ヶ月以内に月収10万円行かなければ諦める
- パーソナルジムに入会し3ヶ月分の予約をまとめてとってしまう
- 目標を周囲に宣言し、達成できなかったら恥ずかしい状況に追い込む
- 1年後の予定を決めてしまい、そこに向けて後がない状況をつくる
などなど。考えられることはたくさんありますが、退路を絶って「頑張らないと死ぬ」くらいの状況を作り出すのも時として必要なんじゃないかと思います。
楽しく取り組める工夫をする
子どもの頃にテレビゲームのやりすぎで親から怒られた経験がある人は多いはずです。
つまり人は本当に好きなことやハマってることなら、寝食を忘れて没頭できるわけで、端から見るとそれは「めちゃくちゃ努力してる」とも見られるわけですね。
だからこそ、どうしたら楽しく取り組めるかという点は大事ですし、よく言われてることではありますが、大人なんだから自分の期限は自分で取りながら楽しめるポイントを見つけていくのは大事ではないかと…。ちなみに僕の場合は、
- 育成ゲーム感覚を持つ:ブログをコツコツ育てる
- 作業環境をオシャレにして自分に酔えるようにする
- 同じ目標に向かい切磋琢磨しあえる仲間を作る
といったことを通じて、少しでも副業を楽しめるようにしていました。
副業で挫折しないためのマインドセット
ここからは具体的に、僕が副業をする際に意識していたことをご紹介していきます。
本業のつもりで副業に取り組む
「本業」と「副業」という言葉のせいで変な固定概念がついてしまうものですが、本業だろうが副業だろうが、どちらも同じビジネスであることに変わりはありません。
副業だから本業の片手間で稼げるわけでもないし、本業よりも低い難易度で成果が出せるわけでもないのです。
もっと言うと、もし今の会社を辞めるための手段として副業に取り組んでいるのならば、気持ち的に副業と本業が入れ替わるくらいでも何も不思議ではないわけですね。
副業だからといって本業よりも適当にやって成功するわけでは決してありません。本業並みの真剣度で向き合ってみることからまず始めてみましょう。
時給換算でビジネスを捉えない
副業を時給換算で考えてしまうと、ただ苦しくなるだけです。
そもそも「時給」というのは雇われる側の考え方。それは既存のシステムの中で働く人が考えればいいことです。
自分でビジネスをするということは、その規模に差こそあれど、システムを作る側に回ることを意味します。
基本的にビジネスとは他者に対する価値提供ですし、未経験の状態からビジネスを立ち上げて価値提供できるようになるまでにはそれなりの時間がかかります。
時給で考えると、最初は全然見合った成果が出ないでしょうし、何ならその時間でアルバイトをしたり残業代を稼ぐ方がまだマシと思われるかもしれません。
ただ、自分のビジネスで成果が出るようになると、時給というシステムの中で働いていた時では得られないような収入を得られたり、絶対に成し得ないような働き方ができるようになるわけです。
それを踏まえて「時給」という概念から少しでも早く解き放たれてしまいましょう。
成功よりも成長にフォーカスする
最初はなかなか成果も出ないわけで「一瞬でも早くお金を手にしたい!」という気持ちばかりが急いてしまうと、モチベーション的にもかなりキツくなってしまいます。
それにビジネスである以上「○時間作業をすればこれだけの収入が手に入る」とか「この仕事をしたから対価としていくらもらえる」といった類の考え方は適用されません。
だからこそ、収益を増やすとか成功するというよりも「自分を成長させる」という視点で副業に向き合ってみると「思っていたのと違った!」となって挫折するリスクを避けることができます。
単純にお金を稼ぐというよりも、お金を生み出すことのできるスキルや人間力や感性を学ぶ、という意識を持つことで、長期的に継続することもできるし、多少辛いことがあっても乗り越えられますので。
適切な目標設定をしよう!
当たり前ですが、目標がないまま「なんとなく」の状態で走り続けられるほど強い人はなかなかいません。
適切な行動を取るためには適切な目標設定が必要です。
僕の場合は「4ヶ月で月収10万円を達成する」というのが最初のゴールでしたが、
- 期間など数字が具体的であること
- 現実味があること
- 本気で達成したいものであること
以上の点が考慮されていない目標設定では、目標達成のために頑張ることもできず、挫折リスクも上がってしまいます。
時が経ったり自分が成長するたびに目標は変わっていくものです。
まずは「現時点の目標」でいいので、ぜひ具体的に考えてみましょう。
環境の力をフル活用しよう!
僕の場合は副業でブログを始めた時に、ネット起業を志す人たちを育てるコミュニティに参加をして、その環境に全力でコミットするようにしました。
人は環境の生き物であるとよく言われますが、その環境に積極的に染まっていくことで、環境のスタンダード=自分のスタンダードになります。だからまずは目標達成につながるような環境に飛び込んでみることがかなりオススメですね!
同じ環境で頑張る仲間の存在に刺激を受ける
どうしても一人で孤独に作業や勉強をしていると気持ち的にもしんどくなってしまうし、辛い時に「まぁいいか」と投げ出しやすくもなります。
周りに同じ環境で頑張る仲間がいることで「あいつが頑張ってるんだから私も頑張ろう!」とか「みんな忙しい中でも時間を作って頑張ってるんだから、ここで自分だけ泣き言は言えないな」と良い方向へ影響を受けるわけです。
また、僕が参加していたコミュニティではSkypeのチャットグループで近況報告や実践の気づきなどをシェアする文化があったので、スマホでアプリを開くだけで一気に頭の中が副業モードになっていったんですね。
そのおかげで比較的モチベーションを落とさずに頑張ることができたのですが、環境から受け取れるエネルギー量はひとりで実践するときの比ではないです。
できるだけ環境にフルコミットしよう
僕は本業で普通にサラリーマンをしていたこともあって、どうしても主体的に行動を起こさないと、頭の中がサラリーマンモード一色になっちゃうんですよね。
だから意識的に、自分も積極的に作業報告を書き込んでみたり、他のメンバーと交流してみたり、気になる人と直接やりとりをしてみたりなど、可能な限りコミュニティにフルコミットするようにしていました。
部活やスポーツジムや学校など、どんな環境にも言えることですが、1つの環境から得られるエネルギー量がみんな等しく平等ということはあり得ないです。だからこそ自分から積極的に環境と関わっていき、得られるものを大きくしていくといいですね。
マンネリを防ぐためにも外部の刺激は必要
1人で副業をコツコツと頑張っていても、同じことをずっと繰り返していくと、どうしても気持ち的にもマンネリになってしまいます。またビジネス的にも「現状維持は衰退」と言いますよね。
だからこそ外部の刺激を積極的に受け取り、色んな情報を得たり、新しい目標を見つけることは重要です。
自分ひとりで生きていると、どうしても自分の中にあるものだけで完結しないといけないですが、それだとどこかで必ず頭打ちになります。そうならないためにも、外部の刺激を定期的に受け取れる状況を作りましょう。
時にはやる気がなくなって停滞してもいい
ここまで「副業で挫折しない方法」についてお話ししてきましたが、時には疲れてしまったり、気落ちしてしまうこともあります。
僕も副業で取り組んでいたブログで成果が出るようになって少し経った後、パソコンを1週間くらい開かなくなる時もありました。
もちろんずっと全力で駆け抜けられたらそれに越したことはありませんが、生きてる限り波は必ずありますし、一旦休んでみたり停滞してしまうことがあるのが普通だと思います。
大事なのは「継続すること」。もしちょっと休んでしまったとしても、また普通に戻ってこればいいんです。
リフレッシュしてエネルギーを回復させる
何かを頑張れずにサボってしまった時、自己嫌悪に陥る人がほとんどだと思いますが、自己嫌悪に陥ったり自己否定に走ってしまうとエネルギーがダダ漏れしてしまいますし、その先の未来にとって何も良いことがないんですよね。(もうこんな惨めな思いはしたくない…!と奮起するかもしれませんが)
だから、頑張れない時があったら、それはそれで割り切ってしまうこと。思い切りリフレッシュしてエネルギーを回復させちゃいましょう。
映画を見るでも良いし、ゆっくり寝るでも良いし、好きなことをして好きなものを食べて、好きな子に会いにいくでも良いと思います。「英気を養う」のも副業の一部なのですから。
大事なのは「戻ってくること」
大事なのは「継続すること」なので、仮にちょっと疲れて止まってしまっても、またいつか歩き出せば良いわけです。
参考:継続力を身につける方法 |継続できない人の特徴と努力が続く人の習慣
休んでしまったりサボってしまうのはしょうがない。その後でちゃんと戻ってこればそれで大丈夫です。
寝転がったままでもできることだけは継続する
ただ、ずっとサボり続けていたり休み続けていると、再び立ち上がり歩き出すのが難しくなります。
ホメオスタシスといって人には恒常性を維持しようとする機能がありますが、休んでいる状態が普通になってしまうと、今度はその状態を維持し続けようとするわけですね。
だからサボっている時でも、何かしら副業に関係のあることを毎日続けるべきです。ベッドの上で寝転がったままできることでも良いので。
例えば、本を読んでみるとか、YouTubeの動画で勉強してみるとか、あるいはTwitterなどのSNSでの発信は最低限続けるとかでもいいですね。
そうすることでいざ再開しようと思った時もスムーズに立ち上がれます。サボってしまうのは仕方ないですが、いかに「復活できる状況に留まり続けるか」だけは常に意識していくといいですね。