一生懸命頑張っているのに結果が出ない。
努力をしているのに全然報われている気がしない。
何なら適度にサボってるあの人の方が評価されてるし自分だけ損してる気がする…!
誰しもが職場や学校で、そんな理不尽さに悩まされることはあると思います。
僕も特に昔は自分をアピールするのが苦手だったということもあって、学校でも職場でも「なんで自分はこんなに報われないんだろう?」と思ったことは多々あります。
ただ、現実問題として、頑張ってもなかなか報われない人もいれば、頑張りがちゃんと報われる人もいれば、少ない頑張りでめっちゃ報われている人もいるわけです。
だからこそ「努力を結果につなげるにはどうすべきか」という思考を大事にすべきですが、結論から言うと「結果を出している人をよく観察して分析してモデリングすること」が報われる努力をするための最短ルートです。
これから詳しくお話ししますので、ぜひ参考にしてください!
大前提:頑張るのは絶対に悪いことじゃない。
まず大前提として抑えていただきたいのは、努力をするとか頑張るのは決して悪いことではないということです。
頑張っても結果が出なかったり、自分よりも要領よく評価されていく人を見ると「頑張っても意味なんかないんじゃないか…」と思ってしまうかもしれません。
ただ、仮に努力が結果に繋がらないにしても、自己成長には確実に結びつきます。
その努力はすぐには実らないにしても「あの時頑張っておいてよかった」と思える日はいつか来るものですし、自分が当初予期していなかった形で、過去の努力が評価されたり役に立ったりする可能性だって十分にあります。
何かに対して真剣に努力したことのある人は、頑張ったことのない人よりも底力があるし、何より「頑張らなくてはいけない時」にちゃんと頑張ることができます。
もし仮に目標に向かって頑張っているにも関わらず、そこまで結果に結びついていないと悩むのなら、その差分は「徳を積んでいるようなもの」と割り切って捉えてしまうといいですね。
そこで積まれた徳は、後日何かしらの形で返ってくると捉えてしまいましょう。例えば、良い評判につながるかもしれないし、何かしらの自己成長につながるかもしれない。
そういう風に捉えてあげて「報われない」というネガティブな感情を沈めてあげると、これから先も自分のために頑張れる人でい続けられるはずです。
ただ「努力」は「成功」の絶対的な要因ではない。
努力は成功のために必要な要素ではありますが、努力したら絶対にそれで成功できるかというと、必ずしもそういうわけではありません。
どれだけ頑張っても、目標を達成することができない人もいます。
スポーツの世界のように勝ち負けが明確な場合、出世レースや受験のように席数が決まっている場合、あるいは数字で判断することが容易な場合は特にそうです。
努力が結果として報われたい、頑張りを他人に評価してほしいと思うのなら、当然ですが「目的」から逆算して「手段」を選択すべきですし、「頑張る」というのは単なる方法論に過ぎないわけです。
受験に合格するためには、ただ頑張るだけではなく傾向の分析や当日のコンディション管理も大事です。
営業で成績を出したいなら自分が頑張るだけでなく同僚の力を借りることだって大事ですし、上司に評価されたいなら上司が部下を評価するポイントを押さえておかないと話になりません。
単に努力をするだけでなく、プラスアルファが必要なことがほとんどだし、あるいは努力のベクトルが間違っていたら、自分が求めている結果に繋がらないですからね。
数学の試験のために世界史の勉強をしたって仕方がありませんから。
頑張っても結果が出ない理由は?
頑張ってるんだけど、なかなか結果に繋がらない人の特徴として以下が挙げられます。
- ゴールが具体的ではない
- 目的に対する手段がベストではない
- 報われないフィールドで勝負しすぎている
- 努力の基準値が低い
- 努力が自己流である
- 自分でやろうとしすぎている
- 単純に継続が足りないだけ
それでは、順番に見ていきます。
ゴールが具体的ではない
例えば「何となく幸せになりたい」とか「誰でもいいからいつか彼女がほしい」とか「お金をたくさん稼ぎたい」といったように、目指すべきゴールが定かではないと、そもそも何をしていいかわからないと思うんですよね。
それに「幸せになりたいんですけど、どうすればいいですか?」と言われても、質問が抽象的だとそれに対するアドバイスだって自ずと抽象的になってしまいます。
ゴールがふわっとしていると、それに対する手段や行動もふわっとしてしまうものです。
そうなると必然的に結果にも繋がらないわけですから、自分が到達したいゴールを明確にすることから始めましょう。
目的に対する手段がベストではない
たまに「ブログで収益化をしたいのでプログラミングの勉強から始めたいと思います!」的なお問い合わせをいただくことがありますが、「ブログで収益化する」という目的に対して「プログラミングの勉強をする」という手段は絶対にベストではありません…!
今ならWordpressを使えば誰でもすぐにブログを立ち上げることができますし、プログラミングなんかを覚えなくても、簡単にサイトのデザインを変えることができます。
世の中には無数の「どちらかと言えばやった方がいいこと」がありますが、その中から「今一番やるべきこと」をいかに選択するかが結果を出すためには重要です。
目の前にある選択肢の中から、ゴールに最も近づけるものを選択していくという感覚を常に持つようにしましょう。
報われないフィールドで勝負しすぎている
人には得意不得意があります。
例えば僕はずっとサッカーをやっていましたが、足がそれほど速くなかったので、サイドアタッカーのようなポジションは不向きでした。何なら「サッカー」というジャンル自体が強敵ぞろいなわけだから、そこでトップを取るのは極めて難しいわけです。
もちろん、それが心底好きでやっていることなら、誰にも文句は言えません。
ただ、特に好きでもない会社で、上司のために頑張っても頑張っても報われなくて辛い…という状況なら、そもそものフィールドを見直してみる余地はあるはずです。
努力のベクトルや環境を変えるだけで、ガラッと他者評価が変わったり、結果が出るようになるのも割とよくあることですから。
努力の基準値が低い
一口に努力と言っても、その基準値は人によって様々です。
自分では「頑張ってる!」と思っていても、もっと頑張ってる人からしてみたら「そんなの甘いよ」と思えてしまうようなケースだってありますからね。
他人と自分を比較しない方がいいという風潮もありますが、自分よりももっと高い基準値で頑張っている人がいるなら、それよりも低い基準で「報われない…」となってしまうのはちょっと違うと思うんですよね…。
まずは、結果を出している人の基準値に触れまくること、ここは確実に抑えていくといいですね!
努力が自己流である
すごく頑張ってるのに結果に繋がらない人の多くは「自分のやり方」にこだわりすぎている傾向にあります。

「守破離」という日本に古来から伝わる考え方もあるように、まずは一人前になるまでは徹底的に師の教えを守ることを徹底した方が結果が出やすいです。
どうしても「自分のやり方で結果を出したい!」とか「人の真似をしたくない!」という気持ちを持ってしまうかもしれないし、その方が自分にとって違和感なくやれて楽なのかもしれませんが、まずは徹底的に自己流を廃して上手くいく人のやり方でやることですね。
ここを徹底していく方が自ずと結果が出やすくなります。
自分でやろうとしすぎている
自己流の話と似てますが、人の力はどんどん借りた方がいいですね!
僕が社会人になりたての頃、先輩から「営業についていってやろうか?」と言われたんですけど、なぜかそれを普通に「いや大丈夫す」って断っちゃったんですよね。多分「見られるのが恥ずかしい」とか「一人で気楽にやりたい」とか、そんなしょうもないことを考えていたのでしょう…笑
プライドとかは一切捨ててしまって、自分が結果を出すために最善な選択を積み上げていきましょう。
別にひとりでやらなきゃいけないなんてルールはどこにもありません。
どんどん他力を借りていった方が効率よく成長できますし、周りからの応援があった方が自ずと報われやすくもなりますから。
単純に継続が足りないだけ
努力が身を結ぶまで、それなりの期間が必要なことがほとんどです。
そのため「頑張っても頑張っても結果が出ない…」と苦しい思いをしていたとしても、結果が出たり努力が報われたと感じるまであと少しかもしれません。
例えば、ダイエットをしたいなと思ってジムに通い始めたとしても3日やそこらで劇的に変化を感じられることは、まずないでしょう。
副業でブログを始めて、1ヶ月後に一気に成果が出る…!なんてことも普通は考えられません。
正しい方向性で頑張っている限り、あとは「どれだけそれを続けられるか」ですね!
報われる努力をしたければ「モデリング」を徹底しよう!
ここまで「頑張っても結果が出ない」場合の理由について見てきましたが、そんな状況を変えるにはどうしていけばいいのでしょうか?
答えは「モデリング」です。
目標を決めたら、その目標を既に達成している人のやり方だったり考え方をとにかく真似てみる。もちろんモラルや法律に反したこと(コンテンツをパクるとか)はNGですが、とにかく徹底してモデリングをしていきましょう。
まずは結果を出している人の近くに行く
その上で結果を出している人の行動や思考をとにかく観察します。
職場や学校なら行動を共にしてみたり距離を縮めていけばいいですが、物理的に近くに行くことが難しいなら、ブログやSNSを読み漁ったりして精神的な距離を縮めていくといいですね。
僕もビジネスをする上で「こういう結果を出したい!」と思った時は、メルマガを登録して情報に触れまくったり、あるいはお金を払ってサロンに入ったりコンサルを受けるようにしてます。
結果を出した人の脳内を完コピする
なんとなくフワッと学ぶのではなく、完全に頭の中をコピーする勢いで学んでみる。コレが鉄則です。
多くの人は何かを学ぶ時に「自分の納得のいく部分だけ学ぶ」とか「とりあえず半分くらい学ぶ」とか、100%の勢いで吸収しようとしないものです。
ただ学びが中途半端になっては同じように行動できるようにはなりません。
やるんなら徹底的に、同じ思考回路を持ち、同じ感性を持ち、同じことができるようになるくらいまでやりましょう。
結果を出した人と同じようにやってみる
インプットをしたら次はアウトプットです。
ここもインプット時と同様に「ふわっと」はNGです!
自分にとって都合の良いことだけやるとか、変にオリジナルを混ぜるのではなく、まるで師(メンター)を降臨させるかのごとく、同じようにやってみましょう。
努力が評価されるようになるには…
「頑張る」とか「努力する」というのはかなり曖昧な概念ですし、それ自体が目的ではなく、あくまで頑張ることは目的を達成するための手段でしかありません。
だからこそ、まずは目的を明確にすること、すなわち「報われる」とか「結果が出る」とはどういう状態なのかを具体的に定義していきましょう。
その上で、具体化された目的を達成している人を徹底的にモデリングしていくことです。
そうすれば自ずと評価も高まっていきますし、自分でも「報われている感覚」を持てるようになっていきます。
「頑張ることができる」のはとても尊いことですし、それができるだけでも相当すごいことだと思います。
せっかくなら、ちゃんと報われる努力をした方が仕事も人生も楽しくなるので、ぜひ今日から参考にしていただければ幸いです!