こんばんは、ノジーです。
最近はめちゃくちゃ暑くなってきましたね…!
『しょぼい喫茶店』という本を
最近読んだんですけど、
これがまぁとても面白かったです。
「えもいてんちょう」という名前で
SNS等で発信してる池田さんという方が
就活で挫折したことをキッカケに
喫茶店を開業する話なんですけど。
特に学生時代の話なんかが、
本当に共通点ありまくりでした。
すぐに人の顔色を伺うとか、
大人になることをずっと
受け入れられないままだったとか、
就活の時に自己分析をしても
「働きたくない」しか出てこないとか。
あ、これは完全に20代前半の時の
自分自身ではないかと…!
今の僕しか知らない人からは
びっくりされるかもしれません。
でも、
色々と仕事を手伝ってくれてる、
未来ちゃんという女の子からは、
ノジーさんって絶対闇深いですよね~。
世の中の人が抱えている闇は
だいたい網羅できてるっていうか。
だってそうじゃなかったら、
こんなに心に響くメルマガ書けないし
コミュニティにも人が集まらないし。
的なことを言われたんですけど、
(後半自慢みたいになってすいません…)
付き合いが長い方はご存知ですが、
僕が起業を始めたキッカケも
ネガティブな状況から逃げ出したい、
というマイナスな動機によるものでした。
でも、
昔の自分が抱えていた悩みが
実はとても普遍的だったことに
最近になって気づきつつあります。
初対面の人と話すとき、
どうしても仕事の話にいくと、
「めちゃくちゃすごい人」
みたいに受け取られやすいです。
自分で雇われずに働いてるとか
独立して今は会社を作っているとか、
時間に縛られない生活をしてるとか、
そういう話をするとどうしても。
ただ、別に実態は
そんなこともないんですよね。
学生から社会人になって
環境の変化に心がついていけず、
雇われることや働くことが
心底嫌になってしまった。
もっと楽しく働いている人も
世界のどこかにいるはずなのに、
なぜ自分はこんなに辛い思いをしてるのか。
自分は一体どこで間違ったのか。
このまま苦しい思いをしたまま
何十年もこの会社で働くのか。
そんな思いを抱えながら
色々とネットを見てる時に出会ったのが
安藤美冬さんや四角大輔さんなど
ノマドワーカーと呼ばれる人たちでした。
彼らはSNSやブログで発信し、
個としてのブランディングを確立し、
色々と仕事につなげていくサイクルを
とても楽しそうに実現していた。
だけど、
彼らのようなネット上での有名人を見て
直感的にこう思ってしまったんですよね。
あ、自分はこうはなれないわ…と。
大学を出たばかりで専門的なスキルもない、
人を惹きつけるような実績もない、
何か世の中に発信したいコンテンツもない。
そんな「ない」づくしの自分に
唯一あるとするならば、
自分みたいな悩みを抱える人にとって
「光」のような存在になりたい、
という想いだけでした。
想いはあるけど、
そもそも自分が満たされていないし、
「光」を示す根拠がそもそもない。
だったら単純に、
まずは「光」を証明するために
必要な要素を自分に不可すればいい。
そう決意を固めた時に思ったのが
「まずは稼がなきゃ…!」ということ。
とりあえず、
個人でもビジネスで成果を出し
「こんな生き方もあるんだよ」と
伝えることができれば、
誰かに何か少しでも勇気や
希望を与えられるんじゃないか。
ただ、
希望や勇気は生きる糧になるけど
それだけではお腹が空いてしまう。
だから現実的に成果を出すための
手順や再現性の高い道筋を
提供できるようにならないといけない…!
そんな思いから、
まずは「再現性」が高いと言われてた
ブログ収益化に取り組みんで、、
本当に再現性があることを確かめるために
1回ブログで月収10万円を達成した後に、
もう2回ゼロからブログを立ち上げて
月収10万円以上のラインに乗っけました。
それが2013年の秋~2014年夏のことですが、
本質部分は全く同じような考え方で
運営してるブログは先月65万円を超えました。
今では収益源の1つにすぎないですが、
我ながらすごいなと感じてます…。
「独立してやってるとかすごいね!」
と言われるたびに僕は、
「雇われるのが嫌だっただけなので…」
なんて風に返したりしていますが、
まだ何の結果も出ていない時には、
やっぱり家族とか周りの大人に
すごく反対をされたものでした。
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あのね。
起業で成功するような人は、
何か大きな志とか夢とか、
本当にやりたいことがある人なんだよ。
会社が嫌だから起業するとか、
そんな甘いことを言ってる人が
成功できるわけないでしょ?
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これは副業を始めたばかりの頃に
親から言われた言葉です。
正直この言葉を言われた瞬間は、
恥ずかしさとか不甲斐なさとか、
惨めさとか悔しさとか、
色んな感情が胸に渦巻いて、
何も言い返すことができませんでした。
ただ俯いて「頑張るから」
と呟くのが精一杯でした。
ただ、
動機が甘かったとしても、
別に何も関係ないというか、
大事なのは動機なんかよりも
「どう働くか」じゃないですか。
たとえ高尚な動機があっても、
実際に手を動かさなかったり、
真剣にやり続けないことには意味がない。
逆に動機が甘かったり自己中でも、
誰よりも一生懸命に取り組み、
誠実にスキルアップに向き合えば
道が開かれないわけがないんです。
僕の大好きなマンガ『宇宙兄弟』でも
宇宙飛行士選抜試験を前にして、
主人公ムッタが自分の動機の弱さを嘆き
もっと相応しい動機を持つ人が、
宇宙飛行士になるべきでは…
と吐露するシーンがあります。
ただその悩みを聞いた
シャロン博士(ムッタのメンター的な人)は
最初の動機なんてみんな大差ない。
悩むならなってから悩みなさい。
という助言を送ります。
ビジネスで結果を出すには、
論理だけで話をすると、
客数×客単価
これで売上が決まります。
アドセンスでいうと、
PV×クリック単価×クリック率
これで広告報酬額が決まりますよね。
最近はストーリーの時代と言われてるので、
確かに高尚な動機や理念を持つ人の方が、
シンプルに売れやすかったり、
多くの人の心を掴むという面もあるでしょう。
ただ、
基本的にはビジネスの結果って
掛け算で決まっていくわけです。
別に高尚な動機なんてなくていいし、
自分の居場所が欲しいとか、
嫌いな人と関わるのが嫌だとか、
なんか起業ってかっこいいとか、
本音100%の人の方が、
爆発的な行動量で動くことができ、
どんどん結果を出していく側面もあります。
それに、
僕の場合は単純に「会社を辞めたい」
だけじゃなかったんですよね。
誰かにとっての光になりたい。
こういう気持ちがあったからこそ
まずは誰かを導くための
武器を作らないとと躍起になれました。
最近若い人と話す機会も多いですが、
なんか社会の中でイマイチ誰かの
役に立てている感じがしなくて焦る。
という悩みを持つ人が
増えてきていると感じます。
大きな会社で何千万とか何億とか
その規模のお金を動かしていても、
誰かの笑顔に寄与できてる実感がない。
それどころか組織の中で働くことで
誰かを怒らせたり悲しませたり、
そういう負のコミュニケーションに
どっぷり浸かってしまってる気がする。
そういう悩みや不安を持つ人が増えてて、
だからこそ、
コンサルタントとか先生とか、
あるいはメンターとか、
最近だとインフルエンサーとか。
そういう職種(?)に憧れる人が
最近特に若い人の間で増えてるんだなと
そんな風に思う今日この頃です。
ちょっと勢いのままに書き始めたので
終わらせ方にものすごく苦慮してますが…笑
僕は元々「自由」になれれば
無条件で幸せになれると思っていました。
だから当初も発信をするときは
「みんな自由になろうぜ!」みたいな
メッセージを強く出していたんですね。
ただ起業して4年が経とうとしてる今、
そういう気持ちはだいぶ変わってきてます。
というか、
「自由の定義」が変わってきたんですよね。
むしろ自由をどう使うかというか、
自分の自由を切り売りして誰かに与えて、
それで幸せになる人が増えるなら、
それが自分にとっての幸せなんだろうなと。
いわば、誰かに何かを与えられること。
back number的に言うならば、
大切な人に降りかかった
雨に傘を差し出せるようなことが
「自由」の定義なんじゃないかと思います。
コンサルをしている時間もそうですし、
クライアントワークも時間が縛られますが
辞めない理由は完全にそこにあります。
というか、
そもそも「何も持たない」前提で
始めた「なんちゃって起業」ですから。
自分の中にあるものを与えることで、
価値提供してくしかないんだと思います。
それは時間かもしれないし、
労力かもしれないし
スキルや経験かもしれません。
自由とは自分らしく生きながら、
誰かに何かを提供できる状態を保つこと。
というわけで、
これからも僕なりの自由のために、
頑張っていこうと思います。
P.S.
過去記事のリライトについて、
よくコンサル生から質問されるので、
大枠の考え方を記事にしました。

ブログやってる方は是非参考にしてください~!