テレワークや外出自粛ムードの中で注目が集まっているのが「オンライン飲み会」です。
今ではZoomなどの電子会議システムもメジャーになってきていますが、Zoomを会議目的だけでなく、オンライン勉強会や作業会、あるいは飲み会に活用している人も増えているようです。
自宅にいながらにして、仲間と飲み会を楽しむことのできるオンライン飲み会。
今回は、僕が主催しているオンラインサロンの仲間を募ってZoomを使用したオンライン飲み会をやってみたので、その経験を元に、やり方や注意点、実際に感じたメリットなどを総まとめしてお届けしたいと思います!
Zoomを使ったオンライン飲み会に必要なものは?
オンラインで飲み会をやると聞くと大変そうに感じられるかもしれませんが、案外必要なものは多くありません。
- Zoom(主催者のみ)
- PC、タブレット、スマホなど
- 仲間
- 各々が飲み食いするもの
これだけあればオンライン上で飲み会を楽しむことができます!
Zoom(主催者のみ)
まずはオンライン会議システムのZoomです。
とは言っても、Zoomを準備する必要がある人は、参加者のうち1人だけ。
後の人たちはホストユーザー(幹事)から送られてきたURLをクリックして、ZoomのアプリをスマホやPCなどにダウンロードして起動するだけなので、準備はいたって簡単です。
既にZoomのアカウントIDを持っている方がいれば、その人をホストにして参加者に案内を送れば問題ありませんが、誰もZoomのIDを持っていない場合は、まずZoomのサインアップをする必要があります。
またZoomにはいくつかのプランがあります。
無料でもZoomを使うことができますが、グループミーティングは40分までしか行えないというデメリットがあるので、オンライン飲み会には向いていません。月々2000円で使用できるプロで契約することをオススメします。(普通に飲み会するよりも安上がりなのは間違いないですし)
PC、タブレット、スマホなど
実際にZoomを開いて皆とコミュニケーションを取るために使います。
画面に相手の顔が映し出されるほか、顔出しをする場合はインカメで自分の顔が相手の画面に映し出されます。またイヤホンとマイクを使いたい場合はAirpodsのようなワイヤレスイヤホンがオススメです。
また画面共有をしたり、チャット機能を使う場合は、スマホよりもPCの方が使いやすいでしょう。(簡易さならスマホ一択ですが)
仲間
オンラインオフラインを問わず仲間がいないと飲み会は開催できません(涙)。
仕事の同僚を誘ってみてもいいですし、このご時世ですから「一緒にオンライン飲みやろうぜ!」と昔の仲間を誘ってみるのもいいものですよね。普通に飲みに誘うよりも「オンライン飲み」という言葉の持つイベント感のおかげでハードルが下がるかもしれません。
各々が飲んだり食べたりするもの
好きなものを用意しましょう。
変わったお酒を買ってきたり、おつまみを自作したりすると、Zoom上でのやりとりも盛り上がります!
Zoomを使ってオンライン飲み会を開く流れ
ここからは具体的なZoomを使ったオンライン飲み会のやり方を解説していきます。
Zoomでミーティングの準備をする(主催者)
主催者になった人はZoomを開いて、新規のミーティングをセッティングしていきます。
アプリケーションで開くとこんな感じです。
「新規ミーティング」を開いてそのまま初めてしまうか、開始までに時間があるときは「スケジュール」からミーティングの題名や開始時間などを設定していきます。
会社の会議など真面目な場ではキチンとしないといけませんが、オンライン飲み会くらいであれば、特に気を遣う場所はないかと思われます。
なお主催者以外の人は特に何をする必要もありません。
Zoomミーティングにメンバーを招待する
主催者の人はZoomのミーティングに参加者を招待しましょう。
URLのコピーをしたら、それを参加希望者にシェアするだけで大丈夫です。
参加者の人は送られてきたURLをクリックしたら、そのまま指示に従ってZoomを使えるようにし、ミーティングに参加をしましょう。(めちゃくちゃ簡単です)
飲み会を楽しもう!
ここからがいよいよ本番です!
昨日は #NS コミュニティメンバーの皆とオンライン飲み会やってみました乾杯
日曜日の夜にも関わらず、オンラインで30人超のメンバーが集まり深夜までワイワイ。
筋トレ始める人や、ギター弾きはじめる人、ずっと読書してる人とか。
いや、個性の強さよw最高😂 pic.twitter.com/1Ug9OrPJbL
— YUME@週3日だけ働く (@YUME_lifestyle) April 6, 2020
自分のペースでお酒を飲んだり、みんなと雑談をしたり、各々楽しい時間を過ごしましょう。
カメラや音声のオンオフは「ミュート」「ビデオの開始」というところで簡単にできるので、少し席を外したいときや、何か不慮の事態に陥ったときは、簡単に離席することが可能です。
またZoomには画面共有機能やチャット機能もあるので、飲み会の仕方も色々と工夫できそうです!
お開きの際は「ミーティングの終了」を
飲み会を終了したい時はホストの人が「ミーティングの終了」をクリックすればOKです。
お会計をする必要も「二軒目どうする?」とグダグダ悩む必要もありません!
大人数時の飲み会をする際の注意点と対策
実際にZoomでオンライン飲み会をやってみて、ポジティブな側面がかなり強かったのは確かでしたが、「これは気をつけた方がいいな〜」ということもいくつかあったので共有させていただきます。
大人数の場合、全員がマイクオンにすると収拾がつかない
2、3人で飲み会をする分には問題ないかと思いますが、それこそ10人以上の規模になってくると、全員がマイクオンするとまさにカオスです…!
普通のお店での飲み会だったら、大人数の飲み会で多少騒がしくても、基本的には同じテーブルの人や席が近い人としか話さないですよね。
ただオンライン飲み会の場合、マイクをオンにしている人の声が全て入ってきます。
またテレビをつけている人や音楽を聴いている人がいたら、その音も拾ってしまう可能性もあり、本当に収拾がつかなくなります(笑)
人数が多くなりそうな場合は、基本的には場を回すMCみたいな立ち位置の人を決めておいて、その人を中心にみんなに話を振っていくとか、トーク番組のようにトークテーマを予め決めておいて、話したい人がその都度マイクをオンにするなど工夫をしていくのもありですね。
オフラインに比べて盛り上がらない可能性がある
幹事としては死活問題です…笑
普通にオフラインでどこかの居酒屋やダイニングバーで飲み会をする場合、途中で話が途切れてしまっても、その場の空気で各々が会話を繋げようとしますよね。
でもオンラインで直接同じ空間にいない状況だと、間が持たなくなってしまったり、話題が尽きて「・・・」となる可能性も大いに考えられます。
お酒が入ってくると自然と盛り上がっていくものですが、それまでは結構大変だったりするので、事前にトークテーマを決めておくとか、何かしらの工夫と対策はしていいかもです。
ただ、ゆるーく適当に楽しめるのもオンライン飲み会だからこそなので、そこまでガチガチでやってしまうと良さが損なわれてしまうかもしれないので、その点はご注意を。
35人でZoom飲みをやった結果、どんな感じだったのか?
最初は22人からのスタートでしたが、徐々にじわじわと増えてきて、多い時では35人に!
とはいえ、逆にこの規模でやると、少人数よりもみんなの自由さが増したり、話すときも周りに気を使ったりして、特段人数が多いからやりにくいということはなかったです。
元々2時間程度の予定でしたが、ダラダラと各々のペースで楽しめるのがよかったのか、最終的に4時間くらいオンライン飲み会は続きました。(やろうと思えば余裕で朝まで行けた感じ…)
ずーっと本を読んでいる人。途中でギターを引き出す人、なぜかガチで筋トレを始める人など、過ごし方も本当に自由。
この繋がりすぎていない繋がりが生む自由さはオンラインならではだなーと思いました!
実際にやってみて感じたオンライン飲みのメリット
Zoomを使用してオンライン飲みをしてみると、普通の飲み会にはないメリットも色々とあるなぁと感じました。
やっぱり直接みんなで集まってワイワイやるのが好きなんですけど、それが難しい状況ではオンライン飲み以上の選択肢ってあまり考えられないですし、外出自粛とか関係なく「これいいなぁ」と思う点がいくつもありました。
飲んだ後がすごく楽
何よりこれです。飲んだ後がすごく楽。
どれだけ楽しい飲み会でも、飲んだ後って結構しんどくなるじゃないですか。お店の前でグダグダする時間だったり、家まで帰る道のりだったりが本当に苦痛。
飲んだ後のタクシーは気持ち悪くなるし、公共交通機関を使うと家までの道のりが果てしなく長く感じるし…。
Zoom飲みなら、飲み会が終わって即自宅です。0秒で自宅だし5秒もあればベッドで就寝できます。その快適さは神がかっています。もちろん終電を気にする必要もありませんし。
周りに気を使わなくていい
なんだかんだ、どれだけ気心知れた仲間でも飲み会って気を使いますよね。サラダを取り分けたりとか、お酒をついだりとか、みんなの分もまとめて注文したりとか。
そういうのも一切ないので本当に気楽です。
また、飲み会の途中で早く帰るとか、ちょっと席を外すとか、普通の飲み会だったらちょっとだけ罪悪感を感じるようなことも気兼ねなくできるのもオンライン飲みの良いところです。
好きなものを好きなペースで飲み食いできる
周りに合わせることなく、好きなものを好きなだけ楽しめる。これもめちゃくちゃ大きいですね。
飲むペースも完全に自分のペースでいいですし、よく周りにつられてペースアップしてベロンベロンになってしまう僕的には割とありがたかったりします。
好きなおつまみを買ってきて、お酒も好きなものを飲むし、飲みたくなければ飲まなくてもいい。最高です!
片手間で「ながら飲み」ができる
飲み会だったら「周りの人と話す」ことが半強制的だったりしますけど、オンライン飲みだと、もっとノリが緩いというか自由が許容される空気がありますよね。
実際にオンラインサロンのメンバーとやってみたときも、黙々とPCでシゴトをしながら飲んでる人もいれば、家事や育児をしながらという人もいました。
なんならテレビを見たり映画を見たりしながらでもできちゃいますし、みんなで同じゲームをしながらとかでも楽しそうです。
出費が抑えられる
普通に飲み会をすると最低でも3000円以上かかりますし、2件目、3件目までいくと普通に諭吉さんが飛んでいってしまいます。それに交通費も馬鹿にならないですしね…!
ただオンライン飲みなら、スーパーやコンビニで買ってきたお酒とおつまみで楽しめますし、家の残り物なんかを使えば更にリーズナブルです。
遠隔地の人も参加できる
僕が開いたZoom飲みは、オンラインサロンという性質上、色んな場所からの参加者がいらっしゃいました。
北は北海道から南は九州まで。またアメリカやカナダなど海外に在住の人にもご参加いただきました。
普段はなかなか顔を合わせて飲む機会が持てない人とも、気軽に交流できるのはオンラインならではの魅力ですね。
時間も気にしなくていい
居酒屋等での飲み会だったら2時間〜3時間の飲み放題プランが一般的で、時間30分前になったらラストオーダーです。
それが終わったら2軒目を探さなきゃいけないですし、終電というタイムリミットもありますよね。
Zoomの有料プランなら時間制限はありませんし(無料プランなら40分…!)、自宅にいながら参加できるので、後のことを気にしすぎる必要もありません。自分たちのペースでゆっくり楽しめるのもかなりメリットとして大きいです。
服装とかも楽でいい
外に出るわけでもないので、自由でリラックスした服装で参加することができます。
カメラをONにする場合は上半身が映ってしまうと思いますが、そこだけキチンとしていれば、下はスウェットとかでいいですし、何より靴を履かなくていいというのは本当に楽です…笑
その代わり「部屋を見られてしまう」というリスクはありますので、それに抵抗がある場合はZoom特有のバーチャル背景機能を活用しましょう!
ひとりより楽しい!
コロナウイルスに伴う、いわゆる「3密空間」への外出自粛時だからというのもありますが、やっぱり人と人との交流って貴重だなーと心から思いますし、ひとりでお酒を飲むよりも、誰かとワイワイやる方が楽しいです。
本音を言えば、みんなで1つの空間に集まって、同じ食事を囲んで飲み会をした方が個人的には楽しいです。
ただそれができない状況である以上、与えられた条件の中でいかに人生を楽しんでいくかを考えて行動するのは、とても大事なことだと思うんですよね!
オンライン飲み会についてまとめ
最初は「オンラインで飲み会…?」とあんまりピンときてなかったんですが、やってみたら案外楽しいものですね。
ずっと家にこもって「ソーシャル・ディスタンス」だって言ってもストレスがたまりますし、やっぱりみんなでワイワイ楽しむっていうのは重要なことです。
それにコロナとか関係なく普段はなかなか会えない遠方の人とも同じ時間を共有することができて、オンライン飲み会ってなかなかいいもんじゃないかとリアルに感じました!
Zoomを使えば本当に簡単にできるのでオススメですよ!